(このページは2022年10月7日に更新されました)
こんにちは!
どうも、マイケルです!
- 現在の下落相場での姿勢の取り方について詳細に理解できる。
- 下落相場時の市場への対応の仕方を詳細に理解できる。
- 今後の資産形成についてしっかりと理解できるようになる。
今回は「下落相場の時こそ注意したいポイント」ということについて、語っていきます!
最後まで見ていただけたら、皆さん自身の資産形成への一助となる有益なスキルについて、短時間で理解できますので、ぜひ一読していただければ幸いです。
合わせて、米国市場への距離感というのも、的確に判断することができるようになると思いますので、ぜひその点も踏まえて、最後まで見ていただければと思います。
日本市場、米国市場共に本格的な下落相場へ
今年も10月を迎えましたが、9月は月末にかけて、日米とも大きく下落しました。
日経平均の株価は円安によるかさ上げ効果もあると思われ年初来安値更新までは至っていませんが、ダウ工業株30種平均は2年ぶりの安値水準となっていて、株価チャートを見ても明確な下降トレンドの動きとなっています。
このように、足元は下落相場となっているわけですが、株価が下落してくるとネット記事やSNSにて以下の常套句が飛び交っています。
- 「下落相場でも上がる株はある。それを探して買えばいい。」
- 「株価下落で非常に割安になった株を買えば、今以上に大きく下がることはない」
確かにその通り、と感じてしまうかもしれませんが、実はここにはそう単純にはいかない大きな落とし穴があるんですよね。
これをよく理解しないまま下落相場で買い向かうと大損失の原因となりますので注意したいところとなります。
下落相場で上昇する株もあるが、気をつけたいこと
9月末の時点では、多くの銘柄は25日移動平均線を明確に割り込み、日足チャートベースでも下降トレンドが続いていました。
ただ、中には25日移動平均線を超えている上昇トレンドのものもありますし、年初来高値を更新しているような強い銘柄も存在しているのが現状です。
僕自身も、そのような上昇トレンドの銘柄については、売却する理由もないので保有を続けています。
では、全般が下落相場の中でも上昇トレンドとなっている強い銘柄に投資資金を集中させてよいかといえば、それはあまりにリスクが高すぎると思います。
大きな下落相場を見てみると、1990年代のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、そして2020年のコロナショックなどがあります。
足元のような下落の規模ならよくある話なので、強い銘柄は上昇トレンドをキープすることもできます。
しかし下落が想定以上の大規模なものになってくると、投資家は利益確定できるものは急いで利益確定するようになります。
このときターゲットになるのが、上昇トレンドが継続している強い銘柄に焦点がいきます。
これらの銘柄は、まだ株価がかなり高い位置にありますから、売却すれば利益になり、さらには、株価下落により損失の穴埋めを迫られる投資家も増えてきますので、そのために強い銘柄が軒並み売られることになります。
その結果、最終的にはほぼ全ての銘柄が大きく下がる、という形になってしまうのです。
ですから、下落相場で上昇トレンドの強い銘柄を買うこと自体は否定しませんが、投資資金の大部分をつぎ込んで勝負するのはリスクが高いのかなと感じます。
買うのは無理のない範囲の金額にとどめ、かつ適切な損切りルールを設定・実行し、買った後株価が大きく下がっても致命的なダメージとならないようにしましょう。
下落相場で割安になる株もあるが、気をつけたいこと
下落相場が続くと、「割安になった銘柄を買い仕込む絶好の機会」と考える投資家も数多くいます。
確かに個別銘柄の中には株価が大きく下落しているものも多数ありますから、株価が高い時期よりも物理的に有利に買うことができます。
ここで僕であれば「確かに割安になった株は多々ある。でもここからさらに大きく下がるかもしれない。」と保守的に考えますが、これに対して彼らは「マーケット全体がここから大きく下がっても、すでに割安すぎて下がらない銘柄を選べばよい」と答えます。
でも、「すでに割安すぎて下がらない銘柄」を果たして私たち個人投資家が的確に探し当てることができるかといえば大いに疑問ですよね。
自信をもってここから下がらないであろう銘柄を買ったとして、銘柄選択を誤り結局は大きく下がってしまったら目も当てられませんし、実際「〇〇ショック」に発展すれば想定外の下落をする可能性も十分にありますので、本当に下落相場に関しては気をつけていきたいところですね。
大きな損失を出さないために、これだけは絶対に守りたいこと
大きな損失を出さないようにするためにも、まずは買った後株価がここまで下がったら売却する、という損切りルールを設定して、それを必ず守るようにしていくことが大切になってきます。
これができなければ含み損を抱えた塩漬け株に苦しむことになります。
「この銘柄はどう考えても割安だからこれ以上下がらないだろう」という思い込みは厳禁で、危ない思考です。
また、1銘柄や2銘柄と、少数の銘柄に絞って投資するのもおすすめです。
確かに大きな上昇相場では、銘柄を絞って投資することで大きな利益を得ることも可能ですが、足元は上昇相場ではなく下落相場になっていることを忘れてはいけません。
上昇相場とは逆に、絞った銘柄が運悪く大きく下落し、損失が拡大してしまう恐れがありますので細心の注意を払っておくことが大切になってきます。
1銘柄に集中投資して、株価が半分になったら投資資金は50%減ってしまいますが、10銘柄に分散投資して、そのうちの1銘柄の株価が半分になっても投資資金の減少は5%減で済みます。
今は下げ相場ですから、「利益をいかに大きく上げるか」ではなく「いかに損失を小さく抑えるか」が重要になるかと思います。
まだ下げの規模でいえば平時の下げのレベルではあるので、もし現時点で目一杯にしっかりと買い仕込んでしまうと、ここからショック級の暴落となったとき、身動きが取れずなすすべがなくなってしまいます。
今後想定外の株価の大きな下落が来るかもしれない、そうなったときに大きな損失を出さないためにはどうすればよいのか、その観点から考えれば、自然と取るべき行動、取るべきではない行動が見えてくるはずです。
「業績絶好調の強い株だから下がらない」とか「すでに極めて割安だからこれ以上下がるはずはない」といった予想、思い込みは避け、買うのであれば損失が不用意に拡大しないよう、損切りを実行するようにしていきましょう。
人は誰しも、損はしたくないものですが、そこをしっかりと管理できる人はおそらく投資の世界では勝ち残っていける人材だと思いますので、是非日々の自己研鑽と合わせて、危機管理力も養っていきたいところですね。
毎日全力で楽しんでいきましょう!
投資は人生を豊かにする!
これを必ず証明していきますのでよろしくお願いします。
僕らはまだまだ強くなれる!
楽しい日々をお過ごしください!