#29|毎日読書、人生に効く書籍紹介『あなたはあなたが使っている言葉でできている』~言い訳を捨て、行動を資産に変える~
📘 この企画について
「毎日読書、人生に効く書籍紹介」は、ストイックに毎日一冊、本気で選んだ“人生に効く本”を紹介する連載企画です。
仕事・習慣・副業・自己成長に効く一冊を、実践的な視点で深掘りしています。
こんにちは!
どうも、マイケルです!
- 「やる気」を待つのに疲れた人
「モチベーションが上がったらやろう」と考えつつ、結局動けずに一日が終わってしまう人。感情と行動を切り離すコツが学べます。 - 自分に厳しい「ネガティブな口癖」がある人
無意識に「どうせ無理」「自分なんて」と言ってしまい、自分で自分の限界を決めてしまっている人。 - 環境や他人のせいにする自分を卒業したい人
「会社が悪い」「景気が悪い」といった外的要因に不満を抱えつつも、内心では「自分の人生のハンドルを取り戻したい」と願っている人。 - 優しすぎる自己啓発本では変われなかった人
「ありのままの自分でいい」という慰めだけでは、現実は一ミリも動かないことに気づき始め、本気で「喝」を求めている人。 - 「損切り」や「決断」が苦手な投資家・ビジネスパーソン
不確実な状況を恐れ、つい現状維持を選んでしまう人。本書の「不確実性を歓迎する」という思考は、リスクを取る際の強い味方になります。
どれか1つでも当てはまるなら、
この本の中に、あなたの悩みを軽くするヒントがきっとあります。
第29回に紹介する書籍はこちら。
あなたはあなたが使っている言葉でできている Unfu*k Yourself 価格:1870円 |
目次
- 1 なぜ今、私たちは「劇薬」を必要としているのか
- 2 第1章|言葉は「思考の影」ではなく「現実の彫刻刀」である
- 3 第2章|人生のOSを書き換える『7つの断言(アサーション)』
- 3.1 ①『私はその気がある(I am willing)』
- 3.2 ②『私は勝つようにできている(I am wired to win)』
- 3.3 ③『私にはできる(I got this)』
- 3.4 ④『私は不確実性を歓迎する(I embrace the uncertainty)』
- 3.5 ⑤『私は自分の考えではなく、自分の行動そのものである(I am not my thoughts; I am what I do)』
- 3.6 ⑥『私は粘り強い(I am relentless)』
- 3.7 ⑦『私は何も期待せず、すべてを受け入れる(I expect nothing and accept everything)』
- 4 第3章|感情という「幻想」の檻を壊す
- 5 第4章|万人受けする理由 – それは「言い訳の終焉」を告げるから
- 6 第5章|【実践編】今日からあなたの「物語」を書き換えるために
- 7 まとめ|あなたの人生は、あなたの言葉という「脚本」でできている
- 8 📚 書評日記シリーズ|人生に効く本だけ、集めました
なぜ今、私たちは「劇薬」を必要としているのか
現代は、かつてないほど「癒やし」と「肯定」に溢れています。
SNSを開けば「ありのままの自分でいい」という言葉が並び、書店には「頑張らなくていい」と説く本が積み上げられています。
もちろん、それらは疲れた心には必要な休息です。
しかし、もしあなたが「今の自分を変えたい」「この停滞した状況を打破したい」と切望しているのなら、休息だけでは目的地には辿り着けません。
ゲイリー・ジョン・ビショップさんが本書で突きつけるのは、優しさの対極にある「冷徹なまでの誠実さ」です。
原題の『Unfuck Yourself』が示すとおり、本書の目的は、自分が作り上げた「fuked up(めちゃくちゃ)」な状況から、自分自身を救い出すことにあります。
そしてその唯一の手段として提示されるのが、僕たちが毎日無意識に、そして膨大な回数繰り返している「自分自身との対話(セルフ・トーク)」の改善なのです。
第1章|言葉は「思考の影」ではなく「現実の彫刻刀」である
本書の根底にある哲学は明快です。
あなたの人生を決定づけているのは
環境でも才能でも運でもなく
あなたが自分に語りかけている言葉である
という点です。
多くの人は、言葉を「自分の考えを表現する道具」だと思っています。
しかし、実際にはその逆です。
言葉が、あなたの思考を作り、感情を規定し、行動を制限しているのです。
1-1.内部的な会話の威力
私たちは1日に数万回も自分自身と会話をしています。
「今日は天気が悪いな」といった些細なことから、「どうせ私には無理だ」「あの人のせいで失敗した」という自己定義に至るまで、そのすべてがあなたの潜在意識に刻み込まれます。
ビショップさんは、この内部的な会話を「受動的なもの」から「宣言的なもの」へと強制的にシフトさせようとします。
「~したい(want)」や「~すべきだ(should)」という言葉は、実は「今はそうなっていない」という欠乏感を強化するだけです。
本書が提唱するのは、「私は~である(I am)」という、現在進行形の力強い断言です。
第2章|人生のOSを書き換える『7つの断言(アサーション)』
本書のメインコンテンツであり、読者が最も繰り返し読み返すべきなのが、この「7つの断言」です。
これらは単なるポジティブ・シンキングのフレーズではなく、脳の回路を書き換えるためのコマンド(命令)のようなものです。
①『私はその気がある(I am willing)』
人生が停滞しているとき、僕たちはよく「できない理由」を並べ立てます。
時間が足りない
お金がない
自信がない
しかし、ビショップさんはこれを一刀両断します。
それは、
「できない」のではなく、「それを変える気がない」だけだと。
- 「不満を言いながら今の仕事を続ける気があるのか?」
- 「それとも、リスクを取って新しい一歩を踏み出す気があるのか?」
この問いは、自分を「状況の被害者」から「人生の選択者」へと引き戻します。「その気がある」と認めることは、すべての責任を自分に取り戻す、最も勇敢な行為なのです。
②『私は勝つようにできている(I am wired to win)』
これは本書の中で最も逆説的で、かつ深い洞察に満ちた概念です。
自分は何をやってもダメだ」と嘆いている人に対して、ビショップさんは次のように言います。
あなたは、『ダメな自分で居続けること』において、完璧に勝利し続けている」
人間の脳は、自分が信じている現実を証明するように動きます。
「自分は愛されない」と信じていれば、無意識に愛されないような行動を取り、見事に「愛されない現実」を勝ち取ります。
つまり、私たちは常に勝っています。
ただ、「勝つ対象」が間違っているだけなのです。
このエネルギーの方向を変えるだけで、人生の景色は一変します。
③『私にはできる(I got this)』
私たちは困難に直面したとき、未来の不安を巨大な怪物のように膨らませてしまいます。
しかし、冷静に過去を振り返ってみてください。
あなたは、これまでの人生で起きた「最悪の出来事」をすべて乗り越えてきたから、今ここにいるのです。
生存率100%という揺るぎない実績。
その事実を『私にはできる』という言葉に凝縮し、困難に立ち向かう盾にするのです。
④『私は不確実性を歓迎する(I embrace the uncertainty)』
人間は本能的に「確実性(安心・安全)」を求めます。
しかし、皮肉なことに
- 成長
- 成功
- 新たな出会い
- 驚き
僕たちが人生で欲している素晴らしいものはすべて、「不確実性(わからないこと)」の海の中にしか存在しません。
「わからないからやらない」のではなく
「わからないからこそ、そこに可能性がある」と定義し直すこと
不確実性を友にできたとき、世界はあなたの遊び場に変わります。
⑤『私は自分の考えではなく、自分の行動そのものである(I am not my thoughts; I am what I do)』
この章は、感情に振り回されがちな現代人にとって最大の救いとなります。
多くの人は「まずやる気が出てから行動しよう」と考えます。
しかし、やる気(感情)は天候のように移ろいやすく、コントロール不可能です。
ビショップさんはまた言い切ります。
頭の中で何を考えていようが
どんなに最悪な気分であろうが
あなたの足は動かせる。手は動かせる
思考と行動を切り離す。気分が乗らなくても、ただやるべきことをやる。この「行動の独立」こそが、凡人と成功者を分ける唯一の境界線です。
⑥『私は粘り強い(I am relentless)』
成功とは、華やかな一瞬の出来事ではなく、泥臭い継続の果てにあります。
進むべき道が正しいと信じるなら、目の前の壁を叩き続けること。
この「粘り強さ」を自分のアイデンティティ(自己定義)に組み込むことで、一時的な挫折はただの「データ」に変わります。
⑦『私は何も期待せず、すべてを受け入れる(I expect nothing and accept everything)』
僕たちが怒りや悲しみを感じる最大の原因は、現実が「自分の期待」通りにならなかったときです。
「こうあるべきだ」という勝手な期待を捨てることは、諦めではありません。
むしろ、目の前の現実に対して、フラットに、かつ迅速に対応するための知恵です。
期待を捨て、受け入れた瞬間、あなたは状況をコントロールする力を手に入れます。
第3章|感情という「幻想」の檻を壊す
本書が徹底して一貫しているのは、「感情を過大評価するな」という姿勢です。
僕たちは「悲しいから」「自信がないから」「怖いから」という理由で、行動を止めがちです。
しかし、ビショップさんに言わせれば、それらはすべて脳が生み出したノイズに過ぎません。
投資の世界でも同じことが言えるでしょう。
市場が暴落して恐怖を感じたとき、その「恐怖」に従って資産を投げ出すのは最悪の選択です。
プロフェッショナルは、感情を脇に置き、あらかじめ決めた戦略(言葉による定義)に従って行動します。
人生もこれと同じです。
感情は、あなたの行動を決定する権利を持っていない
この事実に気づくことが、真の自由への第一歩です。
言葉を使って、感情よりも一段高い場所に自分の身を置く。
それが、ビショップ流のセルフ・マスタリー(自己統制)なのです。
第4章|万人受けする理由 – それは「言い訳の終焉」を告げるから
なぜ、この毒舌とも取れる本が、世界中でこれほどまでに支持されているのでしょうか。
それは、私たちが心の奥底で、「自分の人生を台無しにしているのは、自分自身である」という不都合な真実に気づいているからです。
誰かのせいにしたり、環境のせいにしたりするのは楽ですが、それでは永遠に状況を変えることはできません。
ビショップさんの言葉は、その「楽だけど不自由な檻」から、私たちを力ずくで引きずり出します。
本書のメッセージは、極めて民主的です。
才能、学歴、資産……。
そうした「持てる者」しか持てないものではなく、「今、この瞬間に自分が使う言葉」という、誰にでも平等に与えられた道具に焦点を当てているからです。
だからこそ、この本はビジネスパーソン、主学生、主婦、投資家、あらゆる立場の人にとって、普遍的な「成功のバイブル」となり得るのです。
第5章|【実践編】今日からあなたの「物語」を書き換えるために
この書評を読み終えた後、あなたが取るべき行動はシンプルです。
- 自分の「口癖」を監視する
まずは、自分が無意識に使っている「でも」「だって」「どうせ」という言葉を捕まえてください。それらがあなたの人生のブレーキになっています。 - 「宣言」を物理的に行う
本書にある7つの断言の中から、今の自分に最も必要なものを1つ選び、それを声に出して読んでください。脳に「新しい設定」をインストールする作業です。 - 気分を無視して動く
「やりたくないな」と思ったときこそ、「私は自分の考えではなく、行動そのものである」と唱え、5秒以内に行動を開始してください。
まとめ|あなたの人生は、あなたの言葉という「脚本」でできている
ゲイリー・ジョン・ビショップさんの『あなたはあなたが使っている言葉でできている』は、単なる読書体験ではありません。
それは、自分自身との「果たし合い」のような経験です。
読み終えたとき、あなたはきっと、以前の自分には戻れなくなっているはずです。
自分の口から出る言葉、頭の中で響く声に対して、これまでにないほど敏感になっているでしょう。
あなたの人生という映画の脚本を書いているのは、他の誰でもない、あなた自身の「言葉」です。
もし、今の脚本がつまらない、あるいは悲劇的であると感じるなら、今すぐペンを(あるいは言葉を)持ち替えてください。
あなたは、自分が使っている言葉でできている
この冷徹で、かつ希望に満ちた真実を胸に、今日から新しい自分の物語を書き始めようではありませんか。
あなたの目の前には、不確実で、予測不可能で、そして無限の可能性に満ちた最高の未来が広がっています。
あとは、あなたがその扉を開ける「言葉」を発するだけです。
あなたはあなたが使っている言葉でできている Unfu*k Yourself 価格:1870円 |
📚 書評日記シリーズ|人生に効く本だけ、集めました
読書は、知識だけじゃなく“生き方”も整えてくれる。
このシリーズでは、僕自身が読んで心動かされた本、明日からの行動が変わった本だけを、厳選して紹介しています。
今の気分に合いそうな一冊があれば、ぜひ読んでみてください👇
- #1『世界の一流は「休日」に何をしているのか』| 休むとは、整えること
- #2『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』| 疲れた夜に未来を仕込め
- #3『明るい人の科学』| “明るさ”は才能じゃない
- #4『STOIC 人生の教科書ストイシズム』| 外に振り回されない生き方
- #5『一流の人に学ぶ心の磨き方』|一流の人は、心を磨き続ける
- #6『悩まない人の考え方』|思考を整えれば、心は軽くなる
- #7『エッセンシャル思考』|本当に大事なことをやれ
- #8『愛とためらいの哲学』|愛するとは“覚悟”である
- #9『頭のいい人が話す前に考えていること』|会話が変わると、人生が動き出す
- #10『命の燃やし方』|結果より今日の選択
- #11『自分の中に毒を持て』|無難に生きるな
- #12『59-60 奥田民生の仕事/友達/遊びと金/健康/メンタル』|力まず、やり切る
- #13『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』|“すぐやる人”は才能じゃない
- #14『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』|押すか、引くか。勝負眼の正体とは
- #15『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』|今日の2時間が、未来をつくる
- #16『神時間術』|努力を増やさない時間術
- #17『引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話』|“引き寄せ”の正体
- #18『失敗の科学』|才能を捨てろ、「仕組み」を創れ。
- #19『覚悟の磨き方』|魂の着火剤
- #20『反応しない練習』|悩みを消す、究極の「合理」
- #21『うまくいっている人の考え方 完全版』|一生モノの資産『自尊心』の育て方
- #22『きみのお金は誰のため』|お金の向こう側にある『愛』を知る物語
- #23『人望が集まる人の考え方』|正論を捨て、敬意を贈れ
- #24『まんがでわかる 30歳から伸びる人、30歳で止まる人』|現状維持を捨て、自分を資産化せよ
- #25『人に優しく、自分に甘く 楽しい人生を生きる宇宙法則』|「頑張らない」ほうが、うまくいく
- #26『賢者の書』|「頑張らない」ほうが、うまくいく
- #27『思考の整理学』|正解を捨て、問いを醸成する
- #28『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』|後悔をゼロにする「命の逆算術」
- #29『あなたはあなたが使っている言葉でできている』|人生を書き換える「断言」← 今回の記事
📖あなたの明日を変える1冊が、きっとここにある📖


