
📘 この企画について
「毎日読書、人生に効く書籍紹介」は、ストイックに毎日一冊、本気で選んだ“人生に効く本”を紹介する連載企画です。
仕事・習慣・副業・自己成長に効く一冊を、実践的な視点で深掘りしています。
“スキル”の時代から“心”の時代へ
「一流の人は、見えないところで信頼を積み重ねている。」
こんにちは!
どうも、マイケルです!
今回紹介するのは、永松茂久さんのベストセラー『一流の人に学ぶ心の磨き方』。
この本が僕に教えてくれたのは、「成功する人」より「信頼される人」を目指すという視点です。
情報もスキルも簡単に手に入る時代。
でも、それだけでは“人としての魅力”は磨けません。
本当に大切なのは、周囲から「この人と一緒にいたい」「この人になら任せられる」と思ってもらえるような“心の質”です。
この本は、表面的な成功を超えた“一流”になるための「心のあり方」を具体的な行動・言葉・習慣を通して教えてくれます。
SNSのフォロワー数より、「ありがとう」の数を大事にする
そんな価値観に立ち戻らせてくれるのです。
ここからは全8章に分けて、本書のエッセンスを読み解き、最後に“僕なりの気づき”で締めくくります。
(第5回の書籍はこちら)

目次
第1章|「スキル」よりも「人間力」で信頼される時代
現代は“実力社会”だと言われます。
- 学歴
- スキル
- 成果
それらを磨くことに僕らは多くの時間をかけてきました。
けれど永松さんは、今やその前提が変わりつつあると言います。
スキルで信頼を勝ち取る時代は終わった。
これからは“人間力”で選ばれる。
『人間力』とは
- 感謝の心
- 誠実な姿勢
- 謙虚な態度
- 礼節
- 責任感
つまり、成果ではなく「どんな人か?」が問われる時代に入っているのです。
たとえば
- 「ありがとう」をきちんと伝える。
- 何気ない会話でも名前を呼ぶ。
- 誰かの話をさえぎらずに最後まで聴く。
こうした行動の積み重ねが、信用という土台を築いていきます。
マイケルの気づきコーナー
本物の信頼は、プロフィール欄じゃなく、日々の態度でつくられる。
第2章|一流の人に共通する「心の所作」
永松さんは次のように語っています。
「一流の人ほど、靴を揃える」
これは比喩ではなく、実際の行動としての話です。
誰も見ていないところで、当たり前を丁寧にこなせる人。
それが一流です。
- 靴を揃える
- お辞儀が深い
- 名前をきちんと呼ぶ
- トイレのスリッパを直す
一見地味な行動の中に、「人としての格」が現れるのです。
- 「相手の時間を奪わない」
- 「場の空気を乱さない」
- 「感謝を自然に伝える」
それらはトレーニングでも修行でもなく、日常の習慣です。
マイケルの気づきコーナー
見えないところでの行動こそ、自分の“人格スコア”を決めている。
第3章|「心の筋トレ」は3つの行動から始まる
著者が提案する“心の筋トレ”は、以下の3つの行動から始まります。
- 丁寧なあいさつ
- 相手の名前を呼ぶ
- 感謝を具体的に伝える
気分に左右されずにあいさつすること。
名前を“認識”ではなく“尊重”として呼ぶこと。
そして
ただの「ありがとう」ではなく、「●●してくれてありがとう」と感謝を具体化すること。
これらはシンプルに見えて難しい。
だからこそ「心の質」を測るリトマス紙なのです。
マイケルの気づきコーナー
“丁寧な当たり前”を毎日重ねること。
それが一流の心を育てる、最強のトレーニングになる。
第4章|一流は「縁」を育て、「感謝」を循環させる
一流の人は、「縁」を“使わない”。
むしろ“育て”、そして“回す”ことを意識します。
これが「恩送り」という文化です。
感謝もまた、行動で伝えるもの。
たとえば相手が気づかぬレベルで気配りし、誰かの未来をさりげなく支援する。
それが一流の姿勢です。
自分の得より、誰かの笑顔を優先する。
そういう人にこそ、新しい縁とチャンスが集まるのです。
マイケルの気づきコーナー
感謝は返すものではなく、循環させるもの。
一流は“恩を贈る力”で人生をつくっている。
第5章|「失敗」「嫉妬」「不安」とのつき合い方
失敗したときに
あなたは自分を責めますか?
それとも、隠しますか?
一流の人は違います。
失敗こそ「人間味」であり、最大の学びの材料だと考えます。
また、嫉妬も否定しません。
「なぜ羨ましいと感じるのか?」を掘り下げることで、自分が本当に望んでいることが見えてきます。
感情に振り回されず、感情と対話する。
それができる人が、結局は大きく伸びていくのです。
マイケルの気づきコーナー
負の感情を“悪者扱い”しない。
感情は、自分の可能性を教えてくれるパートナー。
第6章|「空気を整える力」が信頼を生む
一流の人は、場の空気を読んで「和」をつくる力に優れています。
たとえば
- 笑顔であいさつする。
- 感謝や賞賛の言葉を惜しまない。
- 自分の機嫌を人にぶつけない。
職場、家庭、友人関係、どの場でも“ご機嫌であること”は尊敬されるスキルです。
「不機嫌は最大の自己中心」
著者のこの言葉には、深くうなずかされました。
マイケルの気づきコーナー
自分の心を整えることは、まわりの空気を整えること。
信頼は空気の中で育つ。
第7章|「自分との対話」が人生を変える
著者は「人生とは、自問力である」と語ります。
つまり、日々自分にどんな問いを投げかけるかで、人生の質が決まるということ。
- 「今日は誰の役に立てたか?」
- 「どんな成長をしたか?」
- 「昨日の自分より一歩進んだか?」
こうした問いは、自己肯定感を育てる“内なるコーチ”になります。
他人の評価ではなく、自分との約束を守る。
それが“ブレない生き方”の土台です。
マイケルの気づきコーナー
自分との信頼関係が、人生のすべてを決める。
第8章|「磨き続ける姿勢」が一流をつくる
一流になるよりも、“一流であり続ける”ことの方がはるかに難しい。
これは本書の核心的メッセージです。
一度成果を出したら満足してしまう人は多い。
でも本当に信頼される人は、成功のあとも“学び”を止めません。
著者は「成長にゴールはない」と語ります。
だからこそ、一流は「次の一歩」をいつも自分に問いかけ、日々“進化”を続けるのです。
マイケルの気づきコーナー
昨日の自分を超える努力を、今日も静かに積み上げよう。
その姿勢こそが、一流の証だ。
心が変われば、すべてが変わる
この本を読んで、僕自身、
「自分を磨く」とは、スキルではなく“姿勢”を磨くことだ
と再確認しました。
- あいさつ
- 感謝
- 名前を呼ぶ
- 気配り
- 誠実な所作
誰でも今日からできることばかりなんですよね。
でも、ほとんどの人がやらない。
だからこそ、やる人が“一流”と呼ばれる。
自分の心の姿勢を変える。
それだけで、
- 周囲の信頼
- 空気
- 運命
いろんなものが変わりはじめる。
そう気づかせてくれた一冊でした。
誰にも見えない“心の所作”を、誰より丁寧にやる。
それが人生を変える、最初の一歩。
📚 書評日記シリーズ|人生に効く本だけ、集めました
読書は、知識だけじゃなく“生き方”も整えてくれる。
このシリーズでは、僕自身が読んで心動かされた本、明日からの行動が変わった本だけを、厳選して紹介しています。
今の気分に合いそうな一冊があれば、ぜひ読んでみてください👇
- #1『世界の一流は「休日」に何をしているのか』| 休むとは、整えること
- #2『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』| 疲れた夜に未来を仕込め
- #3『明るい人の科学』| “明るさ”は才能じゃない
- #4『STOIC 人生の教科書ストイシズム』| 外に振り回されない生き方
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