
📘 この企画について
「毎日読書、人生に効く書籍紹介」は、ストイックに毎日一冊、本気で選んだ“人生に効く本”を紹介する連載企画です。
仕事・習慣・副業・自己成長に効く一冊を、実践的な視点で深掘りしています。
こんにちは!
どうも、マイケルです!
今日ご紹介するのは、毎日の「帰宅後の過ごし方」を見直すことで、人生そのものを変えていこうという一冊。
正直、夜って疲れてるし、なかなか新しいことを始める気になれない時間帯ですよね。
だからこそ、そこに“差”というものが生まれる。
僕自身、読後すぐにルーティンを取り入れてみたんですが、
夜の数時間が「ただの休憩」から「未来への投資」に変わる感覚があって、かなり衝撃でした。
というわけで今回は、『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』をじっくり読み込んで、
日々の習慣にどう活かせるのか
そんなリアルな目線でお届けしていきます。
(第2回の本はこちら。)

はじめに
「1日は24時間ある」とは言うけれど、社会人にとって本当に自由に使える時間なんて、たった数時間しかない。
それが、仕事を終えて帰ってきたあとの“夜の時間”だ。
でも実際はどうだろう。
テレビをつけっぱなしでご飯を食べて、スマホをダラダラといじっているうちに、いつの間にか眠くなってベッドへ。
朝起きて、「また昨日と同じ夜を過ごしてしまった」と軽く自己嫌悪。
こんな日々を何年も繰り返している。そんな人も多いのではないだろうか。
この本『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』は、まさにそんな“夜の惰性”に悩む僕らのための一冊だ。
内容は驚くほどシンプルで、どこにでもいそうな普通の人でも取り組めるものばかり。
けれど読み終えたとき、不思議と「明日から変われるかもしれない」と思えてしまう。
夜の数時間が人生の質を決める。
この本は、そんな事実を理屈ではなく“体感”として伝えてくれる一冊だ。
本書の概要
著者について
本書の著者「リュ・ハンビン」さんは、ビジネス書や実用書の分野で多くのヒット作を持つライフスタイル改善のプロフェッショナル。
名前よりも、実践的な切り口で数多くの読者の生活を変えてきた「習慣化マスター」として知られている。
特に「行動をシンプルに設計し、毎日のリズムに落とし込む」スタイルに定評があり、読者からの信頼も厚い。
本書の構成
- なぜ、帰宅後の時間に注目すべきなのか?
- 実践者の声と変化のプロセス
- 今日からできる!具体的なルーティン設計
- 挫折しないための思考術・継続のコツ
- 帰宅後の過ごし方が“人生のリズム”を変える理由
章ごとに「理論」と「実例」が組み合わされており、読みながら自分の生活に当てはめやすい構成になっている。
想定読者と目的
- 毎日忙しく働いていて、「自分の時間がない」と感じている人
- 何かを変えたいけど、きっかけが見つからない人
- 生活に余白がなく、ただ疲れて寝る日々を変えたい人
目的は、「帰宅後の数時間」を“ただの休息”ではなく、“未来を動かす行動時間”に変えること。
変化の起点を「朝」ではなく「夜」に置いている点が、新鮮かつ実践的だ。
印象に残ったルーティン習慣3選
「21時以降の行動が翌朝を決める」
21時以降の過ごし方で、翌朝の集中力と気分が大きく変わる
本書で繰り返される重要なメッセージ。
寝る直前までのスマホ・甘い物・刺激的な映像が
睡眠の質を削り、心身の“翌日稼働率”を低下させるという。
その代わりとしてやるものとして、
- 軽いストレッチ
- 読書10分
- 明日のToDoを書き出す
- スマホのシャットダウン
これらを「夜の儀式」として取り入れることで、脳と体が自然とオフに向かう。
“最高の翌日”をつくるための鍵は、前夜に握られている。
「“脳疲労”は思っているより溜まっている」
忙しい人ほど、“脳が休まる時間”を確保できていない。
本書では「脳疲労=情報の渋滞」と表現し、そのリセット方法をいくつも提示している。
- 5分の目を閉じるだけの瞑想
- 画面を一切見ない夜の散歩
- ペンで紙に書くシンプル日記
こうした“情報遮断”の時間が、脳のデフラグとなり、翌日の集中力を大きく向上させる。
これは僕も深く共感したポイントだった。
「帰宅後90分だけ“未来の自分”に投資する」
著者が最も強調するのが、
「90分の未来投資」
毎日1日90分を積み重ねるだけで
年間500時間以上の自己投資になる。
この時間でできることの例として挙げられているのが、
- 資格の勉強
- 副業のコンテンツ作成
- 本を読み、思考を整理する時間
- 自己ブランディングの発信
“疲れてる”を理由にせず、この90分を確保できる人が、半年後の景色を変える。
僕が実践してみて変わったこと
「習慣化のコツは“感情”にあった」
習慣化に失敗しがちな僕でも、この本のやり方は続けられた。
理由は「やるべき」ではなく「やりたい」に変換する手法があったから。
- “成功した未来”を具体的にイメージする
- 少しでも“気分が良くなる”選択肢を優先する
- できなかった日は、自己否定せず“気づき”に変える
義務じゃなく、快感や充足感をベースにした継続法は、非常に効果的だった。
「スマホ断ちは、自己肯定感を生む」
スマホの使用時間を1日30分減らすだけで、頭の中がクリアになる。
さらに、“自分で時間をコントロールできた”という事実が、自己肯定感を底上げしてくれる。
小さな成功体験の積み重ねが、夜の自己イメージをポジティブに変えてくれた。
「睡眠が整うと、朝の自分に驚く」
ストレッチ・入浴・瞑想というルーティンを設けたら、明らかに睡眠の質が変わった。
- 翌朝の体の軽さ
- 思考のキレ
- 機嫌の良さ
「人生変えたいなら、まずは寝ろ」
という言葉が本当にリアルに響いた。
なぜ今この本が必要なのか?
「帰宅後が“空白時間”になっていないか?」
多くの人が、家に帰ってからの時間を“なんとなく”で使っている。
だけど、1日3時間をぼんやり過ごしていれば、1ヶ月で90時間、1年で1000時間以上が“空白”になる。
本書は、その空白に「目的」と「意味」を持たせる手段を与えてくれる。
「“夜”こそが人生の本番時間である」
働く社会人にとって、本当に自分の人生を動かせるのは“仕事外の時間”だ。
その中でも、1日で唯一「疲れているからこそ、自制心が試される時間帯」が夜なんだと著者は語る。
夜を制する者が、未来を制する。
この本は、それを徹底的に実践ベースで語ってくれる。
本書をおすすめしたい人
- 仕事に追われる毎日に違和感を覚え始めた人
- 「何かを変えたいけど、何をすればいいかわからない」人
- 朝活がうまくいかなかった人
- 夜のスマホ時間をやめたいのにやめられない人
- 副業や学びを生活に入れたい人
すべての“今のままじゃダメだ”と感じている人に、最初に手に取ってほしい一冊だ。
一言まとめ
誰にでもできることを、誰もやらない時間帯でやる。
これほどシンプルで、強烈な言葉はない。
帰宅後という“どうでもいい時間”を、“どうでもよくない時間”に変えた人が、人生を動かしていく。
僕は本書を読んでから、
「夜の使い方が、人生の結果を変える」
という言葉に、リアルな重みを感じるようになった。
習慣は才能じゃない。選択だ。
その選択は、今日の帰宅後から始められる。
マイケルの気づきコーナー
夜の数時間が、未来を変える最強の“ゴールデンタイム”になる。
ルーティンは退屈じゃない。自由をつくる設計図だ。
次回の「毎日読書、人生に効く書籍紹介」もお楽しみに!
ストイックに、でも自分らしく。
明日も1冊、人生を整える。