投資日記

投資初心者のための講義 ~ 第75回 ~『ディフェンシブ株ETF入門|不況に強い業種へ投資する戦略』【投資日記#78】

📘投資初心者のための講義シリーズ

このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。

~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~

暴落に備える守りの戦略

こんにちは!

どうも、マイケルです!

投資の世界に足を踏み入れると、最初に感じる不安は暴落に耐えられるかです。

  • リーマンショック
  • コロナショック
  • インフレによる急落

こうした局面では、多くの投資家が資産を大きく減らし、市場から退場してしまいました。

しかし一方で、暴落時でも比較的安定していた企業群があります。

  • 「人は不況になっても電気を使い続ける」
  • 「病気になれば治療を受ける」
  • 「日用品は買わざるを得ない」

この“生活に欠かせない”分野こそがディフェンシブ株です。

今回は、その守りの力を活かす「ディフェンシブ株ETF」について、徹底的に掘り下げていきます。

ディフェンシブ株とは何か

ディフェンシブ株は、景気循環に左右されにくい収益構造を持つ企業の株を指します。

この3つのセクターは、いずれも「社会に必要不可欠」という共通点があり、安定的なキャッシュフローを確保しています。

そのため株価の変動が緩やかで、暴落時の下げ幅が小さくなる傾向があるのです。

ディフェンシブ株ETFの魅力

ディフェンシブ株ETFには、投資家が安心して持てるいくつかの強みがあります。

代表的なディフェンシブ株ETF

ここで米国市場で代表的なETFを紹介します。

また、日本の証券会社を通じて購入できる「セクター連動投資信託」もあるため、少額から積立投資することも可能です。

過去パフォーマンスの傾向

ディフェンシブ株ETFの強みは、過去の暴落時にハッキリと表れています。

このように「大きく勝つことはないが、大きく負けない」ことが最大の魅力です。

長期的に資産を積み上げる上で、この“守りの安定性”は見逃せません。

実践アドバイス

ディフェンシブ株ETFは「守りの投資」として非常に有効ですが、使い方を誤ると「安定しているけど全然資産が増えない」といった状態にもなりかねません。

初心者が実践する際のポイントを、より深く見ていきましょう。

実践アドバイス
  1. ポートフォリオの保険として組み込む
    • 全資産の10〜20%をディフェンシブ株ETFに配分するのがおすすめです。
    • 例えば、S&P500インデックス80%+ディフェンシブETF20%といった組み合わせにすれば、暴落時の下落を緩和できます。
    • 実際に「クッション資産」を入れている人ほど、暴落相場でも冷静に積立を続けられる傾向があります。
  2. 景気サイクルに応じて柔軟に調整する
    • 景気拡大局面ではグロース株ETFやクオリティ株ETFの比率を高め、景気後退が見えてきたらディフェンシブの比率を上げる、といった戦略も有効です。
    • ただし「タイミング投資」を狙いすぎるのは危険なので、基本は「ベースとして持つ」意識を大事にしましょう。
  3. 配当を再投資する習慣を持つ
    • ディフェンシブ株ETFは安定した配当が魅力です。
    • 例えばXLPの利回りは2%前後と地味に見えますが、長期的に再投資を繰り返すと複利効果が効き、資産の成長に貢献します。
    • 配当を「使う」のではなく「再投資する」という仕組みを作ることで、守りの資産がじわじわと攻めにも転じていきます。
  4. 攻めと守りのバランスを可視化する
    • ディフェンシブETFを組み入れると「守りが強すぎて物足りない」と感じることがあります。
    • そのため、グロースや高配当ETFとの組み合わせを定期的にチェックして、自分の資産配分が「攻守のバランス」を保っているか確認しましょう。
    • バランスを可視化して管理することで、ブレない投資を継続できます。

まとめ

ディフェンシブ株ETFは、投資における「盾」のような存在です。

  1. 景気後退局面でも大きな下落を避けられる
  2. 安定した配当で心理的な安心感を持てる
  3. 長期投資で「やめずに続ける力」を支えてくれる

この3つが大きなメリットです。

派手な成長はないかもしれませんが、資産形成で一番重要なのは「長期的に市場に居続けることです。

そのためには、攻めの資産だけではなく守りの資産を持つことが欠かせません。

ディフェンシブ株ETFは「リターンを最大化する投資」ではなく「リスクを最小化して投資を続けるための仕組みです。

投資初心者が安心して長期投資を続けるために、必ず検討すべき存在と言えるでしょう。

次回予告

『セクター別ETFの使い方応用編|攻めと守りを自在に組み合わせる戦略』

ディフェンシブ株ETFを学んだことで、「守りの資産」の重要性が理解できたはずです。

しかし、実際の投資では守り一辺倒では資産は大きく増えません。

かといって攻めすぎれば暴落に巻き込まれて退場してしまうリスクがあります。

では、どうすれば良いのか?
答えは攻めと守りをバランスよく組み合わせることです。

次回の投資講義は

セクター別ETFの使い方応用編|攻めと守りを自在に組み合わせる戦略

  • ディフェンシブETFをどのくらい持てば安心できるのか?
  • グロース株ETFとクオリティ株ETFはどう位置づけるべきか?
  • 景気サイクルに合わせてポートフォリオを調整する方法とは?

こうした疑問に答えながら、ETFを使った応用的な投資戦略をわかりやすく解説していきます。

📚 投資初心者のための講義シリーズ

初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇


📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。

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