
📘投資初心者のための講義シリーズ
このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。
~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~
目次
一本に頼らない生き方が投資を強くする
投資余力を生むのは“収入の柱の数”だ
こんにちは!
どうも、マイケルです!
前回は『生活防衛資金』についてお話ししました。
生活を守る安心資金があることで、暴落相場でも動じず投資を続けられる。
これは投資家にとって欠かせない土台です。
しかし、それだけでは資産形成のスピードは限定的。
投資に回す金額を増やすためには「収入の柱を増やす」という視点が重要になってきます。
本業だけに頼らず、副業や投資といった“複数の収入源”を持つことは、まさに攻めの資産形成戦略です。
今回は「収入の柱をどう増やすか」「副業と投資をどう結びつけるか」を本質的に解説していきます。
なぜ収入の柱を増やす必要があるのか
給与一本依存のリスク
多くの人は「給与=唯一の収入源」となっています。
ですが、その一本が折れたらどうなるでしょう?
転職・病気・景気後退など、不確実性は常に存在します。
だからこそ、一本の柱に頼る構造は不安定なのです。
複数収入のメリット
- リスク分散(本業に何かあっても副業や投資が支える)
- 精神的安定(「収入が複数ある」という安心感)
- 投資余力の増加(余剰収入を積極的に投資へ回せる)
資産形成において「収入の太さ」以上に「収入の数」が重要になる理由はここにあります。
副業と投資はなぜ相乗効果を生むのか
副業収入=投資資金にする仕組み
副業のメリットは、本業とは別の“純粋な余剰資金”を生み出せる点です。
この収入を「生活費ではなく投資専用」と位置づけることで、投資を加速できます。
【例】
- 本業収入 → 生活費+生活防衛資金の積立
- 副業収入 → 全額を投資に回す
こうすることで生活の安全は守りつつ、投資額を増やすことが可能になります。
投資が副業を支える循環
一方で、投資が安定して育ってくれば「副業に挑戦する余裕」も生まれます。
投資による配当金や運用益が小さな安心材料となり、副業への挑戦を後押ししてくれるのです。
このように、副業と投資はお互いを強化し合う“相乗効果”を持っています。
収入の柱を広げるステップ
ステップ1:本業をまず磨く
- 昇給・昇進を狙う
- 資格・スキルアップで市場価値を高める
→ 本業収入が基盤なので、まずここを太くすることが大切。
ステップ2:小さな副業で柱を増やす
- ブログ・動画・SNSなど情報発信
- スキル販売(ライティング、デザイン、プログラミングなど)
- 週末アルバイトや単発業務
最初から大きな額を狙う必要はありません。
月1万円でも、それを「投資に回す専用口座」に積み立てれば十分な効果があります。
ステップ3:投資で資産を働かせる
副業で得た収入を投資に回すことで「資産が資産を生む仕組み」を作ります。
これが時間と複利によって大きな果実へと育ちます。
投資初心者への実践アドバイス
- 副業収入は全額投資に回すと決めてしまう
- 昇給や賞与は生活費に取り込まず投資枠に充てる
- 「本業=生活」「副業+投資=将来の資産」と役割を分けて考える
- 小さくても“投資専用のお金”を作る習慣が大切
これにより、投資を続ける精神的負担が減り「生活費を削らずに投資する」という理想的な形が実現します。
まとめ
収入の柱を増やすことは、投資初心者にとって「攻めの基盤づくり」です。
前回の投資講義から「生活防衛資金」という守りを学びました。
守りがあるからこそ、次は攻めの一歩を踏み出せます。
- 給与一本依存のリスクを避ける
- 副業収入を投資専用にする
- 投資と副業を循環させて相乗効果を生む
この流れができたとき、資産形成は一気に加速していきます。
さらに、収入の柱を増やすことは「お金」だけではなく「人生の自由度」を広げることでもあります。
副業を通じて得た経験やスキルは本業の価値を高め、結果的に収入全体を押し上げます。
その上で投資を続けることで、働き方や生き方の選択肢も増えていくのです。
つまり、今日のテーマは「収入の柱を増やせば、投資はもっと強くなる」ということ。
守りと攻めを両立させて、投資を単なるお金の話ではなく“人生の成長戦略”へと昇華させていきましょう。
次回予告
『お金より大切な資産とは?|投資家に必要な“時間戦略”』
次回の投資講義は
『お金より大切な資産とは?|投資家に必要な“時間戦略”』
収入の柱を増やし、投資を続ける力を持つためには、避けて通れないのが「時間の使い方」です。
どれだけ収入源を増やしたくても、副業や投資の勉強に時間を割けなければ実現できません。
また、どれだけお金を投資に回しても、知識をアップデートする時間を取らなければ、その投資は正しい方向に伸びていかないでしょう。
時間は有限であり、誰にとっても1日24時間しかありません。
だからこそ「時間をどこに配分するか」が投資力そのものを決定します。
そこで次回は、、、
- 投資初心者が“時間投資”をどう設計すべきか
- 時間の使い方が収入の柱を増やす力にどうつながるか
- 日常の中で投資リテラシーを高める“時間戦略”とは何か
この3つを中心に深掘りしていきます。
「お金の投資」から一歩踏み込み、「時間の投資」という視点を取り入れると、投資の質は大きく変わります。
あなたの人生における本当の“リターン”を得るために、次回は「時間と投資の関係」を一緒に学んでいきましょう。
📚 投資初心者のための講義シリーズ
初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇
- 【第1回】NISAってなに?
- 【第2回】投資信託ってなに?
- 【第3回】インデックス投資ってなに?
- 【第4回】S&P500と全世界株式の違い
- 【第5回】ドルコスト平均法とは?
- 【第6回】NISAはいくら投資すべきか?
- 【第7回】銘柄選びの考え方
- 【第8回】個別株・ETF・投資信託の違いとは?
- 【第9回】インデックス型 vs アクティブ型
- 【第10回】分散投資ってなに?
- 【第11回】リスクとリターンの関係
- 【第12回】長期投資はなぜ最強か?
- 【第13回】習慣としての投資
- 【第14回】積立額の正解とは?
- 【第15回】出口戦略の基本
- 【第16回】資産の取り崩し戦略
- 【第17回】『ライフ資産』の築き方
- 【第18回】投資の『ゴール設定』
- 【第19回】年齢別の投資戦略
- 【第20回】リスク許容度の見極め方
- 【第21回】下落相場で買える人のメンタル設計
- 【第22回】株価は見るべきか?
- 【第23回】ニュースに惑わされない
- 【第24回】相場に振り回されない『継続力』
- 【第25回】やめたくなる日の処方箋
- 【第26回】感情に強くなる投資マインド
- 【第27回】暴落相場での冷静力
- 【第28回】回復相場での立ち回り方
- 【第29回】天井圏の見極め方
- 【第30回】下げ相場の入り口を見極める方法
- 【第31回】リバウンド相場の見極め方
- 【第32回】買い場を見極めるための思考法
- 【第33回】底値戦略の活かし方
- 【第34回】キャッシュポジションの極意
- 【第35回】資産配分の黄金比率
- 【第36回】リバランスの極意
- 【第37回】利益を伸ばすリバランス戦略
- 【第38回】成長投資枠でのリバランス活用法
- 【第39回】リバランスを自動化する方法
- 【第40回】複利の正体とは?
- 【第41回】長期投資と複利の関係
- 【第42回】長期投資を続けるための実践法
- 【第43回】心を整えて継続する力
- 【第44回】恐怖をチャンスに変える逆転思考
- 【第45回】投資を“生活習慣”にする方法
- 【第46回】不安と欲望に揺れない思考法
- 【第47回】情報断食のすすめ
- 【第48回】感情に振り回されない投資ノート
- 【第49回】数字に惑わされない視点
- 【第50回】投資が人生にもたらす副産物とは?
- 【第51回】投資が人生哲学に変わるとき
- 【第52回】人生設計と投資戦略
- 【第53回】支出管理と投資力
- 【第54回】生活防衛資金の考え方
- 【第55回】収入の柱を増やす考え方 ← 今回の記事
- 【第56回】お金より大切な資産とは?【次回予告】
📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。
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