投資日記

投資初心者のための講義 – 第19回 – 『投資戦略は一生同じでいいのか?|人生フェーズ別“積み立て視点”の変化』【投資日記#22】

📘投資初心者のための講義シリーズ

このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。

~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~

「投資の正解は、年齢とともに変わる。」

こんにちは!

どうも、マイケルです!

前回は「投資のゴール設定」について『何のためにお金を増やすのか?』という本質的な問いを共有しました。

「使い方」から逆算することで、投資そのものの意味が見えてきたと思います。

そして今回は、

そのゴールに向かう「戦略」の話です。

投資は一度きりで決めたら終わり…ではありません。

人生は動き続けます。

価値観も、時間軸も、リスクの取り方も。

だからこそ、戦略もまた“進化”していいのです。

なぜ「戦略のアップデート」が必要なのか?

多くの人が「積立投資=ほったらかしでOK」と思っているはずです。

確かに、長期運用の中核はブレずに積み上げる姿勢です。

ですが

人生は、予想よりもずっと『波がある』。

  • 結婚
  • 転職
  • 子育て
  • 病気
  • 介護
  • 老後

価値観も支出も時間軸も、フェーズごとに大きく変わっていきます。

そんな中で、20代に決めた投資戦略を60代まで持ち続けるのは、

まるで高校の制服で定年を迎えるようなもの。

投資戦略は、“今の自分”に合わせて変えていい。

その前提に立つことから、真の資産形成は始まります。

30代の戦略|“積極性”と“生活基盤”の両立

30代はキャリアが軌道に乗り始め、安定収入が得られる時期。

一般的には、同時に、結婚・出産・マイホームなど、大きな出費の時期でもあります。

このフェーズでは、「攻めと守りのバランス感覚」が求められます。

ポイント

  • 株式中心のインデックス運用で“成長”を狙う
  • キャッシュポジションはしっかり確保(生活防衛資金3〜6ヶ月分)
  • 積立額は“無理せず継続できる金額”が鉄則
  • 住宅ローン・教育資金のシミュレーションを始めておく

この時期は「長期的な視点」を持ちつつも、現実の生活基盤と両立させる柔軟さが鍵です。

40代の戦略|“中間点”での見直しがカギ

40代は「投資人生の折り返し地点とも言えます。

この時期は、子どもの教育費や親の介護など、支出の山場が訪れることも多くなります。

ポイント

  • 「目的別ポートフォリオ」を意識する(老後資金、教育費など)
  • 積立額の調整や運用先の分散(債券型・バランス型など)を検討
  • 資産全体を“棚卸し”して見直すタイミング

たとえば

オルカン100%で来ていた人が、

このタイミングで30%を債券型に振り分けたり、

積立額を一時的に抑えて教育費に充てる判断をしてもいい。

投資の“自動運転”から一度降りて、現在地を確認する勇気が必要です。

50代の戦略|“仕上げ”と“出口準備”の二刀流

50代は、投資人生の“最終調整”フェーズ。

老後までの時間は限られていますが、まだ現役として収入がある。

この“二刀流”の立ち位置をどう活かすかがカギです。

ポイント

  • 老後資金の必要額を具体的にシミュレーション
  • 現役収入を活かして「最後の積立加速」も検討
  • 退職金・相続・一時収入の使い方をプランに組み込む
  • 「定率取り崩し」「年金+資産の補完」を意識したリスク調整開始

この時期に重要なのは、“投資の出口を具体的に描き始めること”

「どれだけ増やすか」よりも、「どんなふうに使うか」が戦略に反映されていきます。

60代の戦略|“取り崩す前提”の最終調整

60代になると、いよいよ「使うフェーズ」へと移行していきます。

積み上げてきた資産を「どう使うか」、それが新たなテーマです。

ポイント

  • 安定収入がない前提で、運用リスクを段階的に下げる
  • 「定率取り崩し」や「定額取り崩し」を前提としたシミュレーションを行う
  • 医療費や生活費など、将来的支出の“備え”もポートフォリオに組み込む
  • 現金や預金など流動性の高い資産も増やしておく

このフェーズでは「増やす」よりも「守る」視点にシフトしていくことが大切です。

実践アドバイス:今日から始める“見直しチェックリスト”

投資戦略の見直しは、決して難しいことではありません。

まずは以下の3つの問いを、自分に投げかけてみてください。

1. 自分のライフフェーズは今どこか?

(例:独身・子育て中・定年前 など)

✅2. リスク許容度は今どうか?

(急な出費に耐えられる?生活が不安定になっていないか?)

✅3. ゴールはまだ同じか?変わっていないか?

(“何のために投資をしているのか”を改めて確認)

この問いを定期的にチェックするだけで、

投資の迷いはぐっと減っていきます。

まとめ:変化を受け入れることで、投資は“生きた戦略”になる

投資は、始めた瞬間からすべてが決まるわけじゃない。

むしろ、始めてから“どう向き合い続けるか”のほうが、ずっと大事です。

人生には、迷うときも、不安になるときも、逃げたくなる瞬間もあります。

そんなとき、自分の歩幅で、自分の戦略を“見直しながら積み上げていく姿勢”こそが、

一番の資産になるんじゃないかと、僕は思います。

「ずっと同じ戦略でいること」が偉いんじゃない。

「変わる勇気を持てること」が、投資家としての器を広げていく。

  • 投資戦略は、一生に一度決めるものではない
  • 人生の変化に合わせて、見直すことができる“柔軟性”こそが最大の強み
  • 年齢・環境・価値観が変わっても、自分の“軸”を持ち続けよう

次回予告

『リスク許容度の見極め方|不安と向き合いながら投資を続ける方法』

  • リスクとどう向き合えばいいのか。
  • 心がブレるときに、どうやって投資を続けていくのか。

投資における“メンタル設計”の話を、次回はお届けします。

変わっていい。変えていい。

戦略もまた、人生の一部だ。

📚 投資初心者のための講義シリーズ

初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇

\ランキング参加中/
ポチっと応援お願いします!
にほんブログ村 ブログブログ 副業ブログへ
にほんブログ村