投資日記

投資初心者のための講義-第15回-『資産の出口戦略|老後も安心な“使い方設計”の極意【投資日記#18】

📘投資初心者のための講義シリーズ

このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。

~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~

「引き際を決めてこそ、“積立”は戦略になる。」

こんにちは!

どうも、マイケルです!

前回のテーマは「積立額の正解とは?」でしたね。

月々いくら投資すべきか、という問いに対して僕たちがたどり着いた答えは、金額よりも「自分にとって無理なく継続できること」が本質でした。

では、今度は逆の視点から考えてみましょう。

投資は「始めること」がすべてじゃない。

むしろ、本当に大切なのは

どう終えるかです。

今回は、意外と語られないけど超重要な「出口戦略」について解説します。

  • 投資をいつやめるべきか?
  • 利益はどこで確定すべきか?

そんな“引き際の美学”に、踏み込んでいきましょう。

出口戦略とは何か?

「出口戦略」とは、

投資をやめるタイミングや方法を、あらかじめ設計しておくことです。

多くの人が投資を始めるとき、「どれくらい買うか」や「どこに投資するか」は考えますが、いつ・どうやって終えるかについてはノータッチな方が多いかと思います。

実はこれが落とし穴だったりします。

出口戦略がないと…

  • 利益確定のタイミングを逃す
  • 欲が出て損失に転落する
  • どこまで続ければいいのか、ずっと不安になる

結果、「投資疲れ」「想定外の損失」につながってしまうんです。

だからこそ、始める前から“終わり方”を想定することが、成熟した投資家への第一歩になります。

なぜ初心者ほど“出口”を忘れてしまうのか?

初心者にありがちなのが、次のような状態です。

「とにかく積み立てればいいんでしょ?」

「20年続ければ増えるらしいから大丈夫でしょ?」

確かにこの考え方は間違っている訳ではありません。

ですが、それは“投資の始め方”に関する話だけです。

その後に訪れる“出口の選択”は、誰も代わってくれません。

例えば:

  • 60歳になったら取り崩す?
  • 1,000万円貯まったら売却する?
  • 教育資金として一部だけ取り出す?

こういった視点がなければ、いざという時に

  • 「いつ売ればいいか分からない」
  • 「全部引き出すのが怖い」
  • 「そもそも投資している意味が分からなくなる」

という“迷子状態”になります。

つまり、出口戦略は未来の自分を助ける「コンパス」なんです。

出口戦略の3つの基本パターン

それでは、初心者でも設計できる出口戦略の型を紹介します。

(1)年齢ベース:年齢・ライフイベントで決める

  • 「65歳で引退したら年金とあわせて取り崩す」
  • 「子どもが大学に入学する18歳時点で一部売却する」

明確な人生のイベントにあわせて投資終了のタイミングを決める方法。

目的に合わせて出口を設計しやすい。

(2)金額ベース:目標資産額に到達したら利確

  • 「資産が800万円に達したら、半分を現金化」
  • 「月5万円の不労所得が得られる状態を目指す」

数字に落とし込めるので、到達度が可視化しやすい。

資産管理アプリやシミュレーターとの相性も◎。

(3)リスクベース:相場・状況によってルールを決める

  • 「〇%下落したら損切り」
  • 「〇年上昇したら一部リバランス」
  • 「配当利回り〇%以下なら売却」

投資商品ごとの“出口ルール”を設定することで、感情に左右されずに行動できる。

マイケルの提案:初心者がまず決めるべき“3つの出口設計”

実際に僕が投資初心者のときに心がけた「シンプルな設計」は以下の3つでした。

① 取り崩す年齢を“ざっくり”でも決めておく

例:60歳 or 65歳。曖昧でもOK。

未来の目安として意識するだけで視界が変わる。

② 目的を“1つ”だけでも決めておく

  • 老後資金?
  • 教育費?
  • 住宅資金?

「何のための投資か」が明確になるだけで、ブレなくなる。

③「一括で引き出さない」前提を持っておく

投資の出口=一括売却、ではない。

一部ずつ崩す・定率で引き出すなど、分散して出口を考えるのがベター。

出口を設計すれば、投資はもっと“安心”になる

投資に不安を感じる人の多くは、実は「終わり方が見えていない」からです。

  • どうやって増やすか?
  • どこで売るか?
  • いつお金として使うか?

こうした“出口のイメージ”を持っておくだけで、日々の積立もブレません。

むしろ、安心して「放っておける」状態になります。

これこそが、習慣としての投資を支える“もうひとつの柱”です。

まとめ|投資は“始まり方”と“終わり方”の両輪で回る

今回のまとめ
  1. 出口戦略とは、投資をどうやめるか?の設計図
  2. 年齢・金額・リスクベースの3つの方法が基本
  3. 自分なりのゴールを持つことで、迷わず続けられる
  4. 一括でなく“分散した出口”を意識することで安心感が増す

次回予告

『資産を取り崩すときの戦略|老後も安心な取り崩し方とは?』

出口が見えたら、次に考えるのは「どう使うか?」

  • 一括で下ろすべき?
  • 定額で取り崩す?
  • 税金はどうなる?

そんな「取り崩し設計の基本」を、次回じっくり掘り下げます。

逃げではなく

“計画された撤退”こそが本物だ。

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