
📘投資初心者のための講義シリーズ
このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。
~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~
こんにちは!
どうも、マイケルです!
前回は、投資初心者がつまずきやすい「個別株・ETF・投資信託の違い」について解説しました。
それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、自分に合った投資スタイルを選ぶ視点をお伝えしましたね。
では、仮に「投資信託を選ぼう」と決めたとき、次に出てくるのが
「インデックス型」か「アクティブ型」か、どちらにするか?
という分岐点です。
名前は聞いたことがあっても、実際に何がどう違うのか?
どちらを選ぶべきなのか?
そして、
それぞれどんな考え方に向いているのか?
僕自身も最初はこの違いがよくわからず、何となく選んで失敗しかけた経験があります。
今日はその「本質的な違い」と「初心者にとっての正解」を、わかりやすくお届けしていきます。
目次
インデックス型とは?
インデックス型投資信託は、特定の指数(インデックス)に連動することを目的とした運用スタイルです。
たとえば、「日経平均」や「S&P500」といった市場の平均的な値動きに合わせて運用されます。
特徴は以下の通りです。
- 運用コストが低い(信託報酬が安い)
- 機械的・シンプルな運用
- 長期運用に向いている
市場平均に乗る
これは言い換えれば「勝ちにいく」というより「大きく負けない」運用方針とも言えます。
アクティブ型とは?
アクティブ型は、運用のプロが銘柄を厳選し、市場平均以上のリターンを目指して運用するファンドです。
- 人の判断に基づいて運用される
- 市場を上回るリターンを狙う
- 手数料(信託報酬)は高め
- パフォーマンスにばらつきがある
魅力的に感じる一方で、「本当に市場平均に勝てるアクティブファンド」は少ないというデータもあります。
プロが動かしても、インデックス型に勝てないケースがあるのです。
初心者にとっての判断軸は「コスト」と「再現性」
投資初心者にとって重要なのは、わかりやすく・続けやすく・損しにくいという観点です。
その意味では
コストが低く
ルールがシンプルで
どんな時代にも一定の成果を出しやすい
この特徴を持つインデックス型は、初心者にとって「最初の一歩にふさわしい選択肢」です。
僕自身の実践ポートフォリオ(2025年時点)
僕は現在、新NISA制度を活用してインデックス投資を継続しています。
ポートフォリオの構成は以下の通りです。
- つみたて投資枠
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)【インデックス型】
- 成長投資枠
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)【インデックス型】
つまり、両方ともインデックス型ファンドで運用しています。
理由はシンプルで、「プロの判断に乗るより、世界経済そのものに乗るほうが堅実」と考えているからです。
アクティブ型にも魅力を感じることはありますが、まずはコストが低く、長期でもブレにくいインデックス型で資産の“土台”をしっかり築く。
これが、今の僕の投資戦略の核です。
アクティブ型を選ぶべき人とは?
もちろん、アクティブ型が絶対NGというわけではありません。
以下に当てはまる人に関しては、アクティブ型も選択肢になるかもしれません。
- 特定のテーマに強い関心がある(AI・脱炭素など)
- 短期〜中期で高いリターンを狙いたい
- マーケットを研究するのが好き
つまり、「投資そのものを趣味として深掘りしたい人」や「テーマ型に可能性を見出す人」にとっては、アクティブ型の方が楽しめるでしょう。
まとめ|まずはインデックス型からでOK
今日のポイントを振り返ります。
- インデックス型=市場全体に乗る運用。コストが低く、初心者に最適
- アクティブ型=プロが市場を上回るリターンを狙う。だが成績はピンキリ
- まずはインデックス型で土台を作り、必要に応じてアクティブを検討
投資信託の選び方に迷ったら、「どちらが儲かるか」ではなく「どちらが続けられるか」で選ぶのが正解です。
次回予告
「インデックス型が初心者に向いている」と言われる理由のひとつが、分散投資という考え方にあります。
次回は、「分散投資ってそもそもなに?」「どうすればリスクが減らせるのか?」という疑問に答えながら、
“怖くない投資”を実現するための根本的な視点をお届けします。
リスクを正しく恐れ、未来に備えるための一歩を、一緒に踏み出しましょう。
勝とうとするな、続けろ。
それが投資の勝ち方だ。
📚 投資初心者のための講義シリーズ
初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇
- 【第1回】NISAってなに?
- 【第2回】投資信託ってなに?
- 【第3回】インデックス投資ってなに?
- 【第4回】S&P500と全世界株式の違い
- 【第5回】ドルコスト平均法とは?
- 【第6回】NISAはいくら投資すべきか?
- 【第7回】銘柄選びの考え方
- 【第8回】個別株・ETF・投資信託の違いとは?
- 【第9回】インデックス型 vs アクティブ型 ← 今回の記事
- 【第10回】分散投資ってなに? 【次回予告】
📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。
ブックマークして繰り返し読むのがおすすめです!