
📘投資初心者のための講義シリーズ
このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。
~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~
こんにちは!
どうも、マイケルです!
投資日記1回目の記事「なぜ今、投資が必要なのか?」というテーマから始まり
“貯金だけでは守れない時代”に備えて、投資を始める重要性をお話ししてきました。
そして今回のテーマは、改めて第1回目として、「NISAの仕組みと2つの種類」についての記事になります!
僕自身がつまずいたポイントも含めながら、「どっちを選べばいいのか?」がわかるように解説していきます。
目次
NISAとは「非課税の投資制度」
まず、NISA(ニーサ)とは何なのか?
一言でいうと、「投資で得た利益に税金がかからない制度」です。
普通、株や投資信託で利益が出ると、約20%の税金が引かれます。
たとえば10万円の利益が出たら、
→約2万円が税金で引かれ、手元には約8万円しか残りません。
でも、NISA口座を使えばこの2万円がまるごと“非課税”に。
これって地味だけど、長期で見るとものすごい恩恵なんです!
NISAには2つの種類がある(2024年以降)
2024年からNISA制度が大きく変わり
現在は以下の2つの枠が使えるようになりました。
① つみたて投資枠(年間120万円まで)
- 長期的な資産形成向け
- 対象は「金融庁が選んだ優良な投資信託」
- 積立限定(月1〜10万円程度が多い)
- 非課税期間は無期限
- 初心者向け
② 成長投資枠(年間240万円まで)
- 株式やETFなど、より幅広い商品に投資できる
- 一括購入や個別株もOK
- 自分でリスク管理が必要
- 非課税期間は同じく無期限
- 中〜上級者向け
→この2つを合わせると、年間360万円まで非課税で投資可能です。
しかも、非課税保有限度額は合計1800万円まで。
非課税保有限度額とは?
ここがちょっとわかりにくいですが、大事なポイントです。
🔹非課税保有限度額とは「NISA口座で非課税に保有できる金額の累計上限」のこと。
具体的には、最大で1800万円まで。
💡わかりやすく例えると…
NISAは“税金ゼロの貯金箱”みたいなもの。
でもこの貯金箱、入れられる金額の合計には上限があるんです。
- 生涯の上限:1800万円まで非課税
- 内訳:つみたて投資枠(600万円)+成長投資枠(1200万円)
では、、、
売ったら枠は戻るのか?
についてですが、、、
これも超よくある疑問で、答えは、、、
売却した分の枠は“翌年”に復活します!
たとえば…
- 2024年に120万円分のつみたて投資枠を使った
- 2025年に60万円分を売却した
→ 2026年には、新たに60万円分の“空き枠”が戻ってくるというわけです。
📝補足ポイント
- 枠は即時復活ではなく“翌年に反映”
- 「資産を入れておける非課税空間」として1800万円まで使える
- 一度に満額使う必要はない。自分のペースでOK
どっちの枠を使うべき?
初心者は「つみたて投資枠」からでOK
初心者は断然、つみたて投資枠がおすすめです。
理由はシンプル。
- 対象商品が厳選されていて安心(ぼったくり商品がない)
- 自動で積立できるので、感情に左右されずに継続できる
- 少額から始められる(月100円〜も可能)
僕自身も最初はこの「つみたて枠」だけを使って投資を始めました。
銘柄はシンプルに「S&P500」や「全世界株式(オールカントリー)」を選ぶだけ。
- S&P500(エスアンドピーごひゃく)
- アメリカの超有名な500社(Apple、Google、Amazonなど)にまとめて投資できる商品。「アメリカ経済にまるごと乗る」イメージです。
- 全世界株式(オール・カントリー)
- アメリカだけじゃなく、日本・ヨーロッパ・新興国まで、世界中の株式に分散投資できる商品。「世界経済全体に乗る」イメージです。
どちらも1本買うだけで分散投資になるので、初心者でも安心です。
僕は、迷ったら「どちらか1本だけに絞って、コツコツ積み立てる」くらいがちょうどいいと思っています。
成長投資枠は“ステップアップ”用
一方で、成長投資枠は中級者以降向けになります。
- 米国ETFをまとめて買いたい
- 高配当株で配当金を得たい
- 短期売買を試してみたい
こういう目的が出てきたら、成長投資枠の出番です。
ただし、自己判断力が求められるので、最初のうちは焦らず“つみたて”で基礎体力をつけることを強くおすすめします。
NISAの落とし穴は?
唯一の注意点は、NISA口座での損失は他の利益と相殺できないということ。
つまり、「NISAで損したら税金が戻ってくる」ということがない。
でもこれは、「NISAは税金がかからないんだから仕方ない」と割り切るべきポイント。
そもそも長期・分散・積立を意識すれば、損を確定させること自体が少なくなります!
今日のまとめ:NISAは“未来の自分を助ける口座”
NISAは、国が用意してくれた「非課税のマイホーム」みたいなもの。
- 長期でじっくり投資する人にとって超有利
- つみたて投資枠から始めれば安心
- 非課税保有限度額(1800万円)を意識して、コツコツ積み上げよう
大切なのは
少額でも“今すぐに始めること”
~次回予告:「投資信託って何?」を超わかりやすく解説~
次回は、つみたて投資枠と相性バツグンの金融商品。
「投資信託」
についてどこよりも誰よりもかんたんに解説します。
- そもそも投資信託って何?
- なぜおすすめされるのか?
- どんな種類があるの?
など、疑問をスッキリ解決していきます!
投資は、選ばれた人の特権じゃない。
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