
📘投資初心者のための講義シリーズ
このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。
~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~
「賢い投資家は、“今”を騒がず、“先”を見ている。」
こんにちは!
どうも、マイケルです!
前回は「株価との付き合い方」についてお話しました。
短期の値動きに心を揺さぶられず、数字と一定の距離感を保つ
そんな“投資的視点”を身につけることがテーマでした。
そして今回は、より広い意味での“情報”とどう向き合うか?を深掘りします。
- 経済ニュース
- SNSの意見
- 著名人の発言
- インフルエンサーの投稿
気づけば一日中、投資情報が飛び交っている時代。
あなたはその中で、「正しく判断できている」と言えますか?
目次
情報に“反応する人”は、いつまでも投資でブレ続ける
現代の投資家にとって、最も大きな敵の一つが「情報」です。
それは、情報そのものが悪なのではなく、“過剰”だからこそ、判断を誤らせるからです。
- 「日経平均〇〇円下落!」
- 「FOMC、金利据え置き決定」
- 「米国ハイテク株急落、〇〇社が決算ミス」
こうしたニュースを目にした瞬間、つい“売った方がいいのでは?”“買い逃したかも?”と心が騒ぎ出します。
でも考えてみてください。
それ、本当にあなたの投資判断に関係あるでしょうか?
むしろ多くの情報は「不安を煽ること」でクリックを稼ぐ“エンタメ化”されています。
SNSとニュースは“刺激”と割り切る
SNSには「短期間で1億円達成」などの華やかな実績や、「暴落に備えよ!これが最後の警告だ」など不安を煽る言葉が並びます。
一方で、冷静に積立を続けている人は、あまり目立ちません。
なぜなら、長期的で地味な積立投資は「派手さがない」からです。
でも、本当に再現性のある投資行動とはどちらでしょうか?
僕たちが目指すのは、“派手な結果”ではなく、“堅実な積み上げ”です。
だからこそ、SNSや速報系のニュースは「参考程度」で十分。
見るなとは言いません。
ただ、“投資判断の材料にしない”という意識が大切です。
情報を“選ぶ力”が、投資家としての力量
投資における本当の力とは、「知っている情報の多さ」ではありません。
むしろ重要なのは、「何を知り、何を知らないかを自分で選べるか」です。
“知らない勇気”も必要
- 全ての経済ニュースを追う必要はありません。
- 全銘柄の業績や決算を読む必要もありません。
- 毎日の相場予測を確認する必要もありません。
むしろ、そうした情報の“取捨選択”ができる人ほど、本質的な判断を冷静に下せるのです。
投資家に必要なのは「情報ルーティン」
情報に振り回されないためには、「情報の仕入れ方」にもルールが必要です。
ここで、僕が実践している“情報ルーティン”を紹介します。
マイケルの情報ポートフォリオ(例)
- 【月1回】米国四季報で全体スクリーニング
- 【週1回】オルカン・S&P500など保有商品の運用報告書を読む
- 【週1回】信頼している1~2の金融系YouTube・ブログをチェック
- 【日1回】経済ニュースは朝に10分だけ見る(寝る前はNG)
これを守るだけでも、「情報に感情を動かされる頻度が激減」します。
人は、“知らなかったこと”よりも、“知ってしまったこと”に振り回される生き物です。
だからこそ、あらかじめ「情報の入口」を限定する仕組みを整えておくべきなんです。
初心者が今すぐ実践すべき“情報ダイエット術”
ここからは、初心者の方でもすぐに実践できる「情報の絞り方」を具体的に紹介します👇
ステップ①:ニュースアプリの通知を切る
朝から「株価が急落!」と表示されると、感情的になってしまう。
通知は必要な時に自分から見にいくべきです。
ステップ②:SNSに“投資用アカウント”を作る
プライベートと混ざると、雑音が増えます。
情報の純度を上げるには「投資専用のタイムライン」が有効。
ステップ③:調べる“曜日と時間”を決める
たとえば「毎週土曜の朝に投資情報を整理する」と決めてしまえば、日々の相場に一喜一憂せずに済みます。
ステップ④:“自分の方針”をメモしておく
投資スタンス(長期・積立・ファンド名など)を手帳やスマホに書き出す。
これが「情報に迷ったときの軸」になります。
まとめ:情報の海では“判断軸”が羅針盤になる
投資において、「情報を持っていること」はもはや当たり前です。
スマホを開けば、AIが最適な投資先を教えてくれる時代。
でも、本当に成果を上げている人は
「何を知っているか」ではなく、「何を信じ、どう行動するか」に集中しています。
情報は、あくまで素材にすぎません。
その素材をどう“料理”するかが投資家の腕の見せ所です。
- 不安を煽るニュースに反応しない
- 誰かの成功談に羨望しない
- 目の前の“出来事”より、自分の“目的”に集中する
それこそが、「投資的思考」です。
目立たないし、地味だけれど、静かに継続できる人が最後に勝ちます。
情報は毎日変わる。
けれど、あなたがやるべきことは、昨日と変わらないはずです。
- “情報”より“信念”を。
- “速報”より“仕組み”を。
- “派手さ”より“継続”を。
今この瞬間も、ブレずに積み上げられていること自体が、すでに差を生んでいる。
焦らず、惑わされず、自分の方針を貫いていきましょう。
次回予告
『やるべきことは変わらない|相場に振り回されない“継続力”の正体』
情報が揺れる。
相場が揺れる。
でもその中で「自分の積立」だけは、決して揺らさない。
次回は、どんな局面でも“手を止めない人”がなぜ強いのか?
その“継続力の正体”を深掘りします。
情報に踊るな。自分で選べ。
“見る”より“信じる軸”を持て。
それが、ブレない投資家の条件だ。
📚 投資初心者のための講義シリーズ
初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇
- 【第1回】NISAってなに?
- 【第2回】投資信託ってなに?
- 【第3回】インデックス投資ってなに?
- 【第4回】S&P500と全世界株式の違い
- 【第5回】ドルコスト平均法とは?
- 【第6回】NISAはいくら投資すべきか?
- 【第7回】銘柄選びの考え方
- 【第8回】個別株・ETF・投資信託の違いとは?
- 【第9回】インデックス型 vs アクティブ型
- 【第10回】分散投資ってなに?
- 【第11回】リスクとリターンの関係
- 【第12回】長期投資はなぜ最強か?
- 【第13回】習慣としての投資
- 【第14回】積立額の正解とは?
- 【第15回】出口戦略の基本
- 【第16回】資産の取り崩し戦略
- 【第17回】『ライフ資産』の築き方
- 【第18回】投資の『ゴール設定』
- 【第19回】年齢別の投資戦略
- 【第20回】リスク許容度の見極め方
- 【第21回】下落相場で買える人のメンタル設計
- 【第22回】株価は見るべきか?
- 【第23回】ニュースに惑わされない ← 今回の記事
- 【第24回】相場に振り回されない『継続力』【次回予告】
📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。
ブックマークして繰り返し読むのがおすすめです!