#34|毎日読書、人生に効く書籍紹介『最高の体調』~10万年前の野生を取り戻す科学~
📘 この企画について
「毎日読書、人生に効く書籍紹介」は、ストイックに毎日一冊、本気で選んだ“人生に効く本”を紹介する連載企画です。
仕事・習慣・副業・自己成長に効く一冊を、実践的な視点で深掘りしています。
こんにちは!
どうも、マイケルです!
- 「なんとなくダルい」が口癖になっている人
原因不明の疲れや、寝ても取れない倦怠感の正体=「慢性炎症」を解決できます。 - 仕事の集中力が続かず、生産性を爆上げしたい人
脳の仕組みを理解して、パフォーマンスを最大化する環境作りが学べます。 - 将来への正体不明な不安にモヤモヤしている人
不安を「脳のバグ」として客観視し、メンタルを安定させる手法が分かります。 - 怪しい健康情報に疲れ、科学的な正解を知りたい人
膨大なデータに基づく「一生モノの健康の基礎」が手に入ります。 - スマホ疲れを感じ、心身をリセットしたい都会派の人
デジタル社会で失われた「野生の活力」を取り戻す具体的な方法が分かります。
どれか1つでも当てはまるなら、
この本の中に、あなたの悩みを軽くするヒントがきっとあります。
第34回に紹介する書籍はこちら。
最高の体調 100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み (ACTIVE HEALTH) [ 鈴木祐 ] 価格:1628円 |
目次
なぜ僕たちは「なんとなく不調」から抜け出せないのか?
- 朝起きた瞬間から体が重い
- 仕事に集中したいのに、気づけばスマホを触っている
- 将来のことを考えると、正体不明の不安に襲われる
現代を生きる私たちの多くが、こうした「なんとなくの不調」を抱えています。
サプリメントを飲み、話題の健康法を試し、早く寝てみる。
それでも、心の底から「最高のコンディションだ!」と言い切れる日は、一年のうちに数日あるかないかではないでしょうか。
本書『最高の体調』の著者であり、サイエンスライターとして膨大な論文を読み解く鈴木祐さんは、これらの不調の正体を一言で切り捨てます。
これは、「文明病」です。
僕たちの心身が悲鳴を上げているのは、あなたの根性がないからでも、才能がないからでもありません。
僕たちの「進化」と「環境」の間に、致命的なズレ(ミスマッチ)が生じているからです。
本記事では、10万年もの間、狩猟採集生活に適応してきた僕たちの「原始的な体」を、現代社会という「特殊な環境」でどう最適化させるか。
その具体的かつ科学的なロードマップを、徹底的に解説していきます。
第1章|すべての不調は「進化とのミスマッチ」から始まる
本書の土台となる考え方は「進化医学」です。
人類の歴史を24時間に例えるなら、農耕が始まったのは23時54分。
産業革命が起きたのは23時59分58秒です。
つまり、僕たちの脳と体のOS(基本ソフト)は、人生の99%以上の時間を費やした「石器時代」のままアップデートされていません。
1. 現代人は「古代のハードウェア」で「最新のソフトウェア」を動かしている
石器時代の人間にとって、カロリーの高い食べ物は貴重なご馳走でした。
だから、見つけたらお腹いっぱい食べるのが生存戦略として正解だったのです。
しかし現代、僕たちの周りには安価で高カロリーな加工食品が溢れています。
脳が「食べろ!」と命令し続ける結果、僕たちは肥満や生活習慣病に苦しむことになります。
2.「文明病」の2大要因|炎症と不安
鈴木さんは、現代人が抱えるあらゆる不調を「炎症」と「不安」の2つに集約しています。
- 慢性炎症(体のエラー)
本来、外敵から身を守るための免疫反応が、現代の生活習慣によって「止まらない火事」のように体内で燃え続けている状態。 - 不安(脳のエラー)
目の前のライオンではなく、「老後の資金」や「SNSのいいね数」といった、終わりのない抽象的な未来に脳が怯え続けている状態。
この「くすぶり続ける火」と「鳴り止まないアラート」を止めることこそが、最高の体調への第一歩です。
第2章|【肉体編】体内火災「炎症」を鎮めるための戦略
- だるさ
- 集中力の欠如
- やる気のなさ
これらの正体は、体内の細胞がじわじわとダメージを受けている「慢性炎症」です。
これを抑えるための3つの柱を紹介します。
1.「腸内細菌」という相棒を育てる
僕たちの腸内には100兆個もの細菌が住んでおり、免疫システムの約7割を司っています。
現代の加工食品や抗生物質の多用は、この腸内環境を壊滅させ、炎症を誘発します。
- 食物繊維を「餌」として与える
野菜、果物、きのこ類を積極的に摂取しましょう。食物繊維は腸内細菌のエネルギー源となり、彼らが炎症を抑える物質(短鎖脂肪酸)を作ってくれます。 - 発酵食品で「菌」を取り込む
納豆、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品は、外から良質な菌を補給してくれます。 - プロバイオティクスの活用
食事だけで難しい場合は、科学的根拠のあるサプリメント(ビオスリーや強ミヤリサンなど)を取り入れることも有効です。
2.「オメガ3」と「オメガ6」のバランスを整える
現代人の食事は、サラダ油や加工食品に含まれる「オメガ6脂肪酸」が過剰です。
これが炎症を促進させます。
| 脂質の種類 | 主な含まれる食品 | 体への影響 | 対策 |
| オメガ3 | 魚(サバ・イワシ)、クルミ、えごま油 | 抗炎症作用 | 積極的に増やす |
| オメガ6 | サラダ油、コーン油、加工食品全般 | 炎症促進作用 | 意識的に減らす |
このバランスを「1:1〜1:4」程度に近づけることが理想ですが、現代人は「1:20」以上になっていると言われます。
揚げ物やスナック菓子を控え、魚を食べる回数を増やすだけで、体内の炎症レベルは劇的に下がります。
3.「座りすぎ」という毒を抜く
「座り続けることは、喫煙と同じくらい体に悪い」と言われるほど、長時間の着席は炎症を引き起こします。
対策はシンプル。
「15分〜30分に一度は立ち上がって歩く」こと。
これだけで血流が改善し、炎症物質が洗い流されます。
第3章|【精神編】脳のアラート「不安」をハックする
現代人の不安は、そのほとんどが「未来に対する予測エラー」から生まれます。
狩猟採集民にとっての不安は「今すぐ逃げろ!」という生存信号でしたが、現代の不安は「終わりのない、もやもやした霧」のようなものです。
1. 脳の「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」を休ませる
DMNとは、脳が何もしていない時に自動的に活動する回路のことです。
現代人は情報過多により、このDMNが暴走し、過去の後悔や未来の心配を延々と繰り返しています。
これが脳疲労の正体です。
- デジタルデトックス
スマホから離れる時間を作るだけで、DMNの過剰な活動が抑えられます。 - マインドフルネス瞑想
「今、ここ」の感覚に意識を向ける訓練は、脳の不安回路を物理的に縮小させることが証明されています。
2.「畏敬(いけい)の念」の驚くべき効果
大自然の広大さや、圧倒的な芸術作品に触れた時に感じる「自分はなんてちっぽけなんだ」という感覚。
これを「畏敬(Awe)」と呼びます。
畏敬の念を感じると、ストレスホルモンであるコルチゾールが低下し、炎症マーカーも減少することが分かっています。
週に一度は森へ行く、あるいは美しい写真集を見るだけでも効果があります。
第4章|【環境編】バイオフィリアを刺激し、野生を取り戻す
人間には、本能的に自然を愛する「バイオフィリア(生命愛)」という性質が備わっています。
都会のコンクリートに囲まれた生活は、それだけで脳にストレスを与えています。
1. 自然(グリーン)の力を借りる
公園の緑を見るだけで、僕たちの副交感神経は優位になります。
- 5分の森林浴
わずか5分木々の間を歩くだけで、気分が改善し、リラックス効果が得られます。 - 観葉植物
デスクの上に一つ植物を置くだけで、仕事の生産性が15%向上するという研究もあります。
2.「光」のマネジメント
僕たちの体内時計は、太陽の光によって調整されています。
- 朝の太陽
起きてすぐに太陽の光を浴びることで、セロトニン(幸福ホルモン)が分泌され、夜の睡眠に必要なメラトニンの材料になります。 - 夜のブルーライトカット
日没後にスマホの強い光を浴びることは、脳に「今は昼だ!」と誤情報を送ることになります。睡眠の質を上げたいなら、寝る2時間前にはデジタル機器を置きましょう。
第5章|【戦略編】人生のコンパス「価値観」を定める
最高の体調を手に入れても、それを何に使うかが決まっていなければ、再び不安の波に飲み込まれてしまいます。
本書の後半で語られる最も重要なテーマの一つが「価値観」です。
1. 自分の「北極星」を見つける
価値観とは、あなたの人生の「コンパス(指針)」です。
- 自由
- 冒険
- 家族
- 知的好奇心
自分にとって本当に大切なものは何かを明確にすることで、日々の選択に迷いがなくなります。
本書では、数十種類の価値観リストから自分に合うものを選び、順位をつけるワークが推奨されています。
価値観に沿った行動をとっている時、私たちの脳は深い満足感を感じ、ストレスへの耐性が劇的に高まります。
2. 遊び心(プレイフルネス)を取り戻す
「義務感」で動くことは、脳にとって大きなストレスです。
仕事や健康管理の中に、いかに「遊び」の要素を取り入れるか。
目標をゲーム化し、小さな報酬を用意することで、僕たちは持続的に最高の体調を維持できるようになります。
最高の体調を手に入れるための「3つのアクション」
この膨大な知識を、今日からどう活かせばいいのか。
まずはこの3つだけで構いません。
- 食事に「発酵食品」と「食物繊維」を一品増やす
納豆を食べる、サラダにブロッコリーを追加するなど。 - スマホの通知をオフにし、毎日5分だけ「緑」を眺める
公園の木々、あるいはデスクの観葉植物でもOK。 - 寝る2時間前にはスマホを置き、間接照明で過ごす
まとめ|体調は「すべての土台」である
僕たちは、お金を稼ぐことやスキルを磨くことには熱心ですが、そのすべてのパフォーマンスを支える「自分というハードウェア」のメンテナンスを疎かにしがちです。
投資の世界では「資本を失わないこと」が最大の鉄則ですが、人生という投資において最大の資本は、他でもない「あなたの健康な体と心」です。
『最高の体調』は、単なるライフハック本ではありません。
僕たちが人間として、より善く、より力強く生きるための「再野生化」のバイブルです。
この本に書かれている科学的エビデンスに基づいたメソッドを一つずつ実践していくことで、あなたの視界は驚くほどクリアになり、本来持っていたはずの活力が湧いてくるのを感じるはずです。
「最高の体調」の先に待っているのは、あなたが本当にやりたかったことに全力で打ち込める、最高の人生です。
さあ、今日から「パレオ(旧石器時代)」の知恵を味方につけて、自分史上最高のコンディションを手に入れましょう!
最高の体調 100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み (ACTIVE HEALTH) [ 鈴木祐 ] 価格:1628円 |
📚 書評日記シリーズ|人生に効く本だけ、集めました
読書は、知識だけじゃなく“生き方”も整えてくれる。
このシリーズでは、僕自身が読んで心動かされた本、明日からの行動が変わった本だけを、厳選して紹介しています。
今の気分に合いそうな一冊があれば、ぜひ読んでみてください👇
- #1『世界の一流は「休日」に何をしているのか』| 休むとは、整えること
- #2『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』| 疲れた夜に未来を仕込め
- #3『明るい人の科学』| “明るさ”は才能じゃない
- #4『STOIC 人生の教科書ストイシズム』| 外に振り回されない生き方
- #5『一流の人に学ぶ心の磨き方』|一流の人は、心を磨き続ける
- #6『悩まない人の考え方』|思考を整えれば、心は軽くなる
- #7『エッセンシャル思考』|本当に大事なことをやれ
- #8『愛とためらいの哲学』|愛するとは“覚悟”である
- #9『頭のいい人が話す前に考えていること』|会話が変わると、人生が動き出す
- #10『命の燃やし方』|結果より今日の選択
- #11『自分の中に毒を持て』|無難に生きるな
- #12『59-60 奥田民生の仕事/友達/遊びと金/健康/メンタル』|力まず、やり切る
- #13『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』|“すぐやる人”は才能じゃない
- #14『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』|押すか、引くか。勝負眼の正体とは
- #15『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』|今日の2時間が、未来をつくる
- #16『神時間術』|努力を増やさない時間術
- #17『引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話』|“引き寄せ”の正体
- #18『失敗の科学』|才能を捨てろ、「仕組み」を創れ。
- #19『覚悟の磨き方』|魂の着火剤
- #20『反応しない練習』|悩みを消す、究極の「合理」
- #21『うまくいっている人の考え方 完全版』|一生モノの資産『自尊心』の育て方
- #22『きみのお金は誰のため』|お金の向こう側にある『愛』を知る物語
- #23『人望が集まる人の考え方』|正論を捨て、敬意を贈れ
- #24『まんがでわかる 30歳から伸びる人、30歳で止まる人』|現状維持を捨て、自分を資産化せよ
- #25『人に優しく、自分に甘く 楽しい人生を生きる宇宙法則』|「頑張らない」ほうが、うまくいく
- #26『賢者の書』|「頑張らない」ほうが、うまくいく
- #27『思考の整理学』|正解を捨て、問いを醸成する
- #28『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』|後悔をゼロにする「命の逆算術」
- #29『あなたはあなたが使っている言葉でできている』|人生を書き換える「断言」
- #30『我慢して生きるほど人生は長くない』|我慢を捨てる処方箋
- #31『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』|2割の時間で、勝負を決める
- #32『お金の不安という幻想』|貯金は「幻想」
- #33『「後回し」にしない技術』|「意志」を「技術」に
- #34『最高の体調』|科学で野生を取り戻す、自分の取説← 今回の記事
📖あなたの明日を変える1冊が、きっとここにある📖


