投資日記

投資初心者のための講義 ~ 第72回 ~『グロース株ETF入門|未来の成長を買う投資戦略』【投資日記#75】

📘投資初心者のための講義シリーズ

このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。

~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~

未来に賭けるか、安定を取るか

こんにちは!

どうも、マイケルです!

前回は「高配当ETF」を通じて、インカムゲイン(安定収入)を得る方法を解説しました。

配当は投資家に安心感を与えますが、その裏側で「成長の余地をどこまで取り込めるか?」という視点も見逃せません。

そこで今回は、安定よりも 「未来の成長」 を優先する投資手法グロース株ETF を取り上げます。

配当をほとんど出さずに、事業の成長へ資金を回す企業群に投資するこのETFは、短期的には不安定ですが、長期では圧倒的な成長リターンを狙える可能性があります。

グロース株ETFとは?

グロース株ETFは、成長性の高い企業をまとめた投資信託で、一般的には次の特徴があります。

言い換えれば、今の安定よりも将来の拡大」を重視する投資対象です。

代表的なグロース株ETF

VUG(Vanguard Growth ETF)

  • 米国の大型グロース株を幅広くカバー
  • アップル、マイクロソフト、アマゾンなどGAFAを中心に組み入れ
  • S&P500の成長株寄りに絞ったイメージ

QQQ(Invesco QQQ Trust)

  • NASDAQ100に連動するETF
  • IT・通信・消費サービスなどのハイテク企業が主力
  • 世界的に人気が高く、流動性も抜群

ARKK(ARK Innovation ETF)

  • テスラ、Zoom、ロクなど新興企業が多い
  • 革新的企業をテーマにしたアクティブ運用型ETF
  • リスクは高いが、爆発的な成長を狙える一方で調整も激しい

メリットとデメリット

メリット

デメリット

実践アドバイス

実践アドバイス
  1. 積立投資を徹底する
    グロース株ETFは短期の値動きが大きいため、ドルコスト平均法を使って時間分散するのが効果的です。一括投資で天井を掴むリスクを避け、毎月一定額を積み立てることで価格変動を均すことができます。
  2. コア資産と組み合わせる
    投資初心者がグロース株ETFを「資産の中心」にするのはリスクが高いです。S&P500(VOOやSPY)をベースにし、そこにVUGやQQQをサテライトとして組み合わせるのが現実的な戦略です。安定と成長のバランスを取りましょう。
  3. テーマ型ETFは“スパイス”程度に
    ARKKのように「革新」をテーマとするETFは魅力的ですが、ボラティリティが激しすぎるため、全体の5〜10%程度に抑えるのが無難です。メインではなく“味付け”として持つ感覚を大事にしてください。
  4. 投資期間を10年以上で考える
    短期では大きく下落する局面も必ずあります。しかし、成長株は「10年後にどうなっているか」を見据えて投資する対象です。売買を繰り返すよりも、腰を据えて長期で保有する姿勢が成果につながります。
  5. 高配当ETFと組み合わせる戦略
    生活の安心を高配当ETFで確保し、資産の成長をグロース株ETFで狙う。この“二刀流”戦略は初心者にも取り入れやすいスタイルです。投資に「安定」と「挑戦」を両立させることができます。

まとめ

グロース株ETFは、「未来の成長」を買う投資です。

短期的には不安定で下落のリスクもありますが、テクノロジーの進歩や産業の変革に乗ることができれば、大きなリターンが期待できます。

  • 高配当ETF:安定収入を得て「守り」を固める
  • グロース株ETF:未来の成長に乗り「攻め」を仕掛ける

投資の本質は、「どちらか一方を選ぶ」のではなく、自分のリスク許容度に合わせて両者を組み合わせることです。

配当で安心を得つつ、成長株で未来の果実を狙う。
そのバランス感覚が投資家としての土台を強くします。

特に初心者の方は、まずは「S&P500などの広範なインデックス」をベースに据え、その上で少しずつグロース株ETFを組み込むのが王道です。

投資を通じて未来を信じる力を養いましょう。

次回予告

『バリュー株ETF入門|割安株に投資する王道戦略』

次回の投資講義は

バリュー株ETF入門|割安株に投資する王道戦略

グロース株と常に比較されるのがバリュー株です。

  • グロース株 → 「未来の成長」に賭ける
  • バリュー株 → 「現在の割安さ」に着目する

市場は常に「成長」と「割安」の間で揺れ動きます。

例えば、景気拡大局面ではグロース株が強く金利上昇や景気後退期にはバリュー株が注目されるといった循環があるのです。

次回は、この「バリュー株ETF」を取り上げ、割安株に投資する王道戦略を詳しく解説します。

グロースとバリュー、この両輪を理解することで、投資戦略の幅が格段に広がるはずです。

📚 投資初心者のための講義シリーズ

初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇


📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。

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