投資日記

投資初心者のための講義 ~ 第71回 ~『高配当ETF入門|安定収入を得るための戦略と注意点』【投資日記#74】

📘投資初心者のための講義シリーズ

このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。

~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~

配当金で暮らすという憧れ

こんにちは!

どうも、マイケルです!

投資を始めた人が必ず一度は抱く夢。

配当金だけで生活したい

証券口座に定期的にお金が振り込まれる”感覚は、給与所得とはまた違う心の安定をもたらします。

前回のセクターETF入門では、業種ごとに投資を分ける戦略を学びました。

今回は高配当ETF

株価の値上がりではなく、配当金という“インカム収入”を軸に投資する方法を解説します。

高配当ETFとは?|株式投資のもうひとつの顔

高配当ETFとは、高い配当利回りを持つ銘柄を集めたETFのこと。

株式投資には大きく2つのリターンがあります。

多くの人は「株価の上がり下がり」に注目しますが、実は配当も長期投資における大きな柱です。

ETFとして複数銘柄をまとめて保有することで、個別株よりもリスクを抑えながら配当を得られるのが特徴です。

米国で人気の高配当ETF|3大定番銘柄

高配当ETFは数多くありますが、特に米国株投資家の間で人気が高いのがこの3つです。

初心者は「VYM or HDV」で基礎を固め、慣れてきたら「SPYDをスパイス的に」取り入れるのがおすすめです。

高配当ETFのメリット|投資を続ける力になる

高配当ETFが人気なのは、単に“お金がもらえる”からではありません。

  1. 定期収入が得られる安心感
    四半期ごとの配当入金は、モチベーション維持につながる。
  2. 複利の恩恵を受けやすい
    配当を再投資することで資産が加速的に増えていく。
  3. 暴落時の心の支え
    株価が下がっても「配当は入る」と思えることで動揺を抑えやすい。

投資の世界では「長く続けること」が最大の勝ち筋。

その継続力を支えてくれるのが配当なのです。

注意点|高配当は甘くない

しかし、「配当さえあれば安心」と思うのは危険です。

  1. 成長力が弱い傾向
    高配当銘柄は成熟企業が多く、株価の上昇余地は限定的。
  2. 減配リスク
    景気悪化や業績不振で配当が減る可能性は常にある。
  3. 税金の影響
    米国ETFの場合、米国で10%、日本で20%の課税。
    NISAを活用すれば国内課税を回避できる。

つまり、高配当ETFは「安心を買う」投資であり、リスクを理解して組み込む必要があります。

実践アドバイス|賢い使い方

初心者が高配当ETFを活用する際の具体的ステップを整理します。

安定収入資産成長の両輪を意識することが、初心者が失敗せずに高配当投資を続ける秘訣です。

まとめ|高配当ETFで得られる“安心”と、その先にある戦略

高配当ETFは、投資初心者にとって「お金が入ってくる実感」を与えてくれる貴重な存在です。

証券口座に定期的に入る配当金は、給与や副業収入とは異なる「資産からの収入

これこそが、投資が人生に与えてくれる最初の大きな喜びであり、継続のモチベーションにつながります。

しかし同時に、「高配当=万能」ではないことも理解しなければなりません。

  • 株価成長が鈍い銘柄が多く、リターン全体で見ると市場平均に劣る可能性がある
  • 減配リスクがあり、安定と思っていた配当が途切れることもある
  • 税金の影響を考慮しなければ、思ったより“手取り”は少なくなる

だからこそ、重要なのはバランスです。

高配当ETFを“ポートフォリオの一部”として取り入れ、残りは成長株ETFや広く分散されたインデックスETFと組み合わせる。

この考え方が、初心者が長期で失敗しないための王道戦略になります。

まとめると、、、

  1. 高配当ETFは「安心感」と「定期収入」をくれる
  2. 再投資によって複利を働かせることで真価を発揮する
  3. 成長株ETFや市場平均型ETFと組み合わせてこそ、資産形成が安定する

高配当ETFはゴールではなく、安心を得るためのツール

その安心を土台に、未来へ向けた成長戦略を積み上げていくことが、投資家としての大きな一歩になるのです。

次回予告|「安定」から「成長」へ。投資家のもうひとつの選択肢

『グロース株ETF入門|未来の成長を買う投資戦略』

次回の投資講義は

グロース株ETF入門|未来の成長を買う投資戦略

今回扱った高配当ETFは、「安定収入」を得るための守りの戦略でした。

一方、グロース株ETFは「未来の株価上昇」を狙う攻めの戦略

  • アップル
  • マイクロソフト
  • アマゾン
  • エヌビディア

世界を動かす企業たちの成長を、ETFという形で“丸ごと保有できる”のが大きな特徴です。

  • 高配当ETF
    「安心・安定・配当収入」
  • グロースETF
    「リスクを取って未来の伸びを買う」

この2つは正反対のようでいて、実は補完関係にあります。

資産の一部を安定収入に、もう一部を成長期待に振り分けることで、投資はより強靭なものになるのです。

次回は、グロースETFの仕組みや代表銘柄を整理し、高配当ETFとの違い・組み合わせ方まで踏み込んでいきます。

安定」か「成長」か。

あなたの投資を次のステージへ進めるヒントを一緒に探っていきましょう。

📚 投資初心者のための講義シリーズ

初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇


📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。

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