投資日記

投資初心者のための講義 – 第31回 -『リバウンド相場の見極め方|下げ相場の中の一時的上昇をどう捉えるか』【投資日記#34】

📘投資初心者のための講義シリーズ

このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。

~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~

「上がった!」と喜んだ翌日、また下がる。

それは本当の反発か、ただの罠か

こんにちは!

どうも、マイケルです!

前回は「暴落初動のサイン」についてお届けしました。

相場が崩れ始める“初動”には、必ず何かしらの予兆があります。

  • 移動平均線
  • 出来高
  • 投資家心理

それらを読み解くことで、回避すべき局面が見えてきましたね。

では今回のテーマは、その逆のような瞬間。

「暴落の途中で、突然の上昇が来たら?」

この“リバウンド相場”は、初心者を最も惑わせるタイミングかもしれません。

一見チャンスに見えるその場面。

  • 本当に買っても大丈夫なのか?
  • それとも、すぐに崩れる“罠の上昇”なのか?

今日はそんな「リバウンドの見極め方」について、本質から解説していきます。

リバウンド相場とは何か?

リバウンド相場とは、下げトレンドの中で一時的に価格が上昇する現象です。

いわば「下げ一辺倒だった流れの中で、短期的な反発が起こる状態」

この反発には2種類あります。

  1. 本物の反転:トレンドが反転し、底を打って再び上昇トレンドに移行する
  2. 偽のリバウンド:一時的に上がるだけで、再び下げが続く(=戻り売り)

特に後者、“デッドキャットバウンス”と呼ばれるような「見せかけの反発」は、初心者にとって非常に危険です。

なぜ人はリバウンドに騙されるのか?

リバウンドに飛びついてしまう心理の正体は、主に次の3つがあると思います。

1. 希望的観測

「やっと下げ止まった!もう上がるはず」と、自分に都合のいい解釈をする。

2. 認知バイアス

すでに保有しているポジションを正当化しようとし、「今がチャンス」と思い込みやすくなる。

3. 外部情報の過信

SNSやニュース、YouTuberが「反発の兆し!」と騒ぐと、つい流されてしまう。

しかし、相場の本質は冷酷です。

反発があったとしても、それが“本物”である保証はどこにもありません。

3つのリバウンド相場の見極めポイント

① 移動平均線の位置関係

上昇したように見えても、移動平均線(特に25日・75日)を超えられない反発は危険。

下にいる限り「戻り売りゾーン」と判断するべきです。

② 出来高の伴い方

リバウンドが「本物」なら、出来高が伴うはずです。

薄商いでの上昇は、すぐに崩れる可能性が高い。

③ ファンダメンタルズの裏付け

決算、経済指標、政策要因など「上がる理由」が見えるか?

理由なき上昇は疑えが鉄則です。

典型的なリバウンドの形と注意点

デッドキャットバウンス

急落後に一時的に跳ねるも、その後さらに下落。

「跳ね返ったから買い」と思うと、高値掴みになる危険性が。

V字反発型

一気に戻すが、これはレアケース。

本当の転換点ならば、強い材料が必要です。

ダブルボトム型

W型のチャート。

底を2度試し、しっかり上昇トレンドに転換していく形

本格反発の兆しとして注目されます。

初心者が取るべき立ち回りとは?

  • 基本は「静観」。短期的な動きに惑わされない
  • 長期投資家は、定額積立を継続していればOK
  • 短期で狙いたいなら、「損切りルール」と「根拠あるシナリオ」をセットで

大切なのは、「上がったから買う」ではなく、「本当に上がる理由があるか?」を冷静に見つめること。


まとめ|リバウンドに振り回されるな

  1. リバウンドは罠の可能性がある
  2. 出来高、トレンド、材料の3つで本質を見極めろ
  3. 判断できないなら、動かないことも選択肢

相場は常に揺れ動きます。

どんな暴落にも、どんな下落トレンドにも、必ず一度は「上がる瞬間」が訪れます。

でも、それに飛びつくのはまだ早い。

本物かどうかを見極める力がないなら、何もしない勇気もまた“戦略”です。

  • 市場の“ノイズ”に反応して資産を削るのか。
  • “本質”を見極めて資産を育てるのか。

違いは、小さな判断の積み重ねでしかありません。

リバウンド相場は、投資家の心を試すステージ。

自分のルールを持ち、冷静さを保てる者だけが、次のチャンスを掴めます。

次回予告

『本当の底値とは?|買い場を見極めるための思考法』

リバウンドかと思えば、また下がる。

じゃあ、一体どこで「買い」だと判断すればいいのか?

「底値を探すな、考え方を鍛えろ」

次回は、そんな“底値見極めの本質”について語っていきます。

希望で買うな

確認してからでも、勝機はある

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