投資初心者のための講義 – 第22回 -『株価を見るべきか？｜“数字”と上手に付き合う視点』【投資日記#25】

こんにちは！

どうも、マイケルです！

前回は「暴落はチャンスか？」というテーマで、下落相場における“買える人のメンタル設計”についてお話ししました。

焦りや不安に呑まれず、淡々と積み立てを続ける。

それが投資における土台でしたね。

さて今回は、もうひとつ多くの初心者がぶつかる壁について掘り下げていきます。

気になりますよね。数字が動くたびに感情も揺れ動く。

でも、果たしてそれは“意味のある習慣”なのでしょうか？

株価に一喜一憂する3つの落とし穴

① 数字に“感情”を乗せてしまう

株価は、あくまでその時点の市場の評価。

本来は客観的なはずなのに、見てしまうと、

• 「今日は上がってる、なんか嬉しい」
• 「下がってる…損してる気がする」
• 「やっぱ売った方がいいかも？」

と、無意識に感情を重ねてしまいます。

数字が動くたび、心も動く。

その結果、冷静な判断ができなくなっていきます。

② 長期視点が崩れる

たとえばあなたが「10年後の資産形成」のために毎月積立をしているとします。

でも、今日の株価が下がっていたら、何を考えますか？

このように、目先の数字にとらわれることで、“長期的な目的”が揺らいでしまうのです。

③ 投資行動がブレる

さらに問題なのが、「見るたびに行動が変わる」こと。

本来、積立は“ルール化”しておくもの。

それにもかかわらず、

というふうに、行動が数字に支配されてしまいます。

これは、「投資ではなく投機」に近づいてしまう危険な状態です。

株価と“ちょうどいい距離感”を取るには？

では、株価はまったく見なくていいのでしょうか？

答えは「YES」でもあり「NO」でもあります。

大事なのは、“目的に応じた付き合い方”をすることです。

短期投資なら、数字を「分析」すべき

長期投資・積立投資なら、「数字」より「ルール」が大切

特に「NISAで積み立てている」という初心者の方は、株価を見るよりも、以下の点をチェックすることが有意義です。

実践アドバイス｜“数字”と上手に付き合う方法3選

1. 月に1回だけ「点検日」を作る

「第1土曜にだけログインする」など、チェックの頻度を減らすだけで、感情の波が激減します。

このように自分軸をブレさせないようにする仕組みを作っていくことが大事です！

2. 証券口座のアプリ通知をオフにする

アプリ通知は“無意識の刺激”になります。

特に価格変動通知や「●●が○％下落！」系は要注意。

情報に振り回されるくらいなら、見えない方が強い。

3. 投資日記で「行動と思考」を記録する

毎月1回、「今月の積立額」「考えていること」「心の動き」をノートに残しましょう。

まとめ｜株価を見る“目的”が明確ならOK

数字に強くなる必要はありません。

でも、数字に支配されないことは、すべての投資家に求められる態度です。

目的がブレなければ、数字も味方になります。

見るべきは「日々の株価」ではなく、自分自身の姿勢とルールです。

次回予告

「情報」と「知識」の違いが、次回のカギになります。

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