
📘投資初心者のための講義シリーズ
このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。
~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~
こんにちは!
どうも、マイケルです!
前回は「分散投資ってなに?」というテーマで、リスクを抑える投資信託の使い方について語りました。
キーワードは「一点集中よりも、分けて持つほうが守れる」
これが長期的な安定を支える基本戦略でした。
そして今回は、その“リスク”と“リターン”という投資の両輪について、より本質的に掘り下げていきます。
どんな投資にも「期待する利益」と「避けられない不安」がある。
では、そのバランスをどう理解すべきなのか?
目次
リターンは“ご褒美”、リスクは“ブレ幅”
リターンとは何か?
投資における「リターン」とは、自分のお金がどれだけ増えたかを表すもの。
- 年利回り
- 配当
- 売却益
形は違っても、リターンは投資の最大の目的です。
でもその『ご褒美』には、当然『リスク』という対価が付きまといます。
リスクとは何か?
ここでの「リスク」とは、『損をする可能性』ではなく、『価格の変動幅(=ブレ幅)』のこと。
つまり、「どのくらい値動きが激しいか」を表す指標なんです。
- 値動きが激しい → リターンの振れ幅も大きい
- 値動きが安定している → リターンも安定しやすい
リスクとリターンはセットで動く
ハイリスク・ハイリターンの本質
よく聞く「ハイリスク・ハイリターン」という言葉。
これは単に『怖い投資は儲かる』という意味ではなく
「リターンを求めるなら、それに見合った不確実性も受け入れる覚悟がいる」
ということを指しています。
ローリスク・ローリターンも戦略
逆に、価格変動の小さい資産とされている債券や預金に関しては、ローリスク・ローリターン。
利益は小さくても、守りを固めたい人には最適な選択肢です。
どこまでリスクを許容できるか?
投資家にとって一番重要なのは「自分軸」
- 自分はどのくらいの下落まで耐えられるか?
- どのくらいの期間で資産を増やしたいか?
こうした「自分の心と時間のバッファ」を知ることが、投資におけるリスク許容度を決めます。
リスク許容度は人それぞれ
- 20代で資産形成期 → 比較的リスクを取れる
- 50代で老後準備期 → 安定重視でローリスク運用
ライフステージによっても、最適なリスクの取り方は変わるのです。
実践アドバイス|初心者にオススメの考え方
①「平均リターン」と「最大下落率」をチェックする
投資信託やETFを選ぶときは、年率リターンだけでなく、「どれくらい下がったことがあるか」も見ることが大事。
たとえば
- 年率リターン:6%
- 最大下落:−30%
これを知っておくと、想定外の下落でも動じにくくなります。
② リスクと付き合う感覚を身につける
「怖い=ダメ」ではなく、「怖さを数字で知って、慣れていく」こと。
最初は少額で投資信託から始め、少しずつ“ブレ”に慣れていくのが、実力を育てる近道です。
まとめ|リスクとリターンを“敵”ではなく“相棒”にする
リスクとリターンは、コインの表裏。
「どちらかだけ」を取ることはできません。
大切なのは、怖がることではなく、理解すること。
そして、自分の中に“納得のいくルール”をつくることです。
投資は感情との対話でもあります。
不安も期待も受け止めながら、自分のペースで資産を育てていきましょう。
次回予告|【第12回】“長期投資”ってなに?|時間が味方になる仕組み
次回は、「時間とお金」の関係を軸に、長期投資の強さについて深掘りしていきます。
10年、20年後の未来を見据えた『時間戦略』を一緒に学んでいきましょう。
リスクを恐れるな。
無知を恐れろ。
📚 投資初心者のための講義シリーズ
初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇
- 【第1回】NISAってなに?
- 【第2回】投資信託ってなに?
- 【第3回】インデックス投資ってなに?
- 【第4回】S&P500と全世界株式の違い
- 【第5回】ドルコスト平均法とは?
- 【第6回】NISAはいくら投資すべきか?
- 【第7回】銘柄選びの考え方
- 【第8回】個別株・ETF・投資信託の違いとは?
- 【第9回】インデックス型 vs アクティブ型
- 【第10回】分散投資ってなに?
- 【第11回】リスクとリターンの関係 ← 今回の記事
- 【第12回】長期投資ってなに?【次回予告】
📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。
ブックマークして繰り返し読むのがおすすめです!