
📘投資初心者のための講義シリーズ
このシリーズでは、投資をゼロから学びたい方に向けて「かんたん・やさしく・本質的」にお届けしています。
~未来を変える一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう~
こんにちは!
どうも、マイケルです!
昨日は「NISAを始めるとき、実際いくらから投資すればいいのか?」というテーマで講義しました。
結論は明快。
続けられる金額が、最も意味のある金額になる。
- 「月1万円でもOK」
- 「完璧を目指すな」
- 「まずは仕組みに乗れ」
そんなメッセージを届けました。
そして今日は、その先のステップ。
「じゃあ、どんな銘柄に投資すればいいのか?」
という疑問に向き合っていきます。
- 証券口座を開くと、目の前に並ぶ数百本の投資信託。
- 聞き慣れない横文字、似ているようで違う中身、微妙に異なる手数料。
初心者の誰もが一度は立ち止まる場面です。
でも、必要なのは“答え”じゃない。
迷わないための「軸」を持つこと。
今回のテーマは
投資信託の銘柄選びで迷わない考え方
今日も、本質から整理していきます!
目次
1. 投資信託とは?-まずは仕組みを理解しよう–
投資信託とは、簡単に言うと
「お金を預けて、プロが分散投資してくれる仕組み」
です。
- 1本で世界中の株に投資できる
- 少額(100円〜)から買える
- 自動で積立できる
- 税制優遇(NISAなど)が使える
個別株よりリスクが分散されており、初心者でも始めやすいのが魅力。
ただし、「選ぶ投資信託によって成績は大きく変わる」ため、やはり選び方が重要です。
2. 投資信託選びの“最重要原則”とは?
結論から言えば、投資信託選びで迷わないための原則は、
「手数料が安く、幅広く分散されたインデックス型を選ぶ」
これに尽きます。
インデックス型 vs アクティブ型
- インデックス型:市場平均(例:日経平均・S&P500)に連動。低コスト・安定型
- アクティブ型:運用者が銘柄を選び、平均以上の成績を狙う。高コスト・当たり外れあり
初心者にとっては、インデックス型の方が合理的です。
理由は明快で、「手数料が安い=パフォーマンスが削られにくい」というのがストロングポイントになるかなと思います。
3. 投資信託の選定で見るべき5つのポイント
投資信託を選ぶ際は、以下の5つの指標に注目するとシンプルに判断できます。
① 投資対象の地域
- 全世界株式:VTなど、先進国も新興国も含めて幅広く分散
- 米国株式:S&P500連動型(例:eMAXIS Slim 米国株式)などが人気
- 日本株式/新興国株式:分散は狭いが、テーマ性あり
基本は「全世界 or 米国」で大丈夫だと思います。
リスクを避けながらリターンを得やすいのが特徴的です。
② 信託報酬(コスト)
- 毎年かかる手数料。インデックス型なら0.1%以下のものが多数
- アクティブ型は0.5〜2%と高め
「同じような中身なら、コストが低い方を選ぶ」のがセオリーになります。
③ 純資産残高
- 多ければ多いほど、投資家からの信頼が集まっている証拠
- 数百億〜数千億円規模が安定
規模が小さいと繰上償還(運用停止)のリスクがあるため、注意点もありますね。
④ 運用実績(過去の成績)
- 過去3年・5年の騰落率を見ると傾向がつかめる
- ただし、未来の成績を保証するものではない
インデックス型は「市場全体とほぼ同じ動き」なので過去との比較がしやすい。
⑤ 分配金の有無(再投資型がおすすめ)
- 分配金あり=税金が引かれて効率が悪くなる
- 初心者は「分配金なし・再投資型」を選ぶべき
資産を増やすことが目的なら、複利の力を活かせる再投資型が良いと思います!
4. 初心者におすすめの投資信託は?
以下のような投資信託が、手数料も安く、長期投資に向いています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 世界中に分散された1本完結型
- 初心者人気No.1
- 信託報酬:0.05775%
・楽天証券 → eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 米国の代表500社に投資
- 長期リターンが魅力
- 信託報酬:0.0814%(楽天証券)
・楽天証券 → eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- バンガード社との連携商品
- コストが非常に安い
- 信託報酬:0.0938%
・楽天証券 → SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
これらは楽天証券やSBI証券などの主要ネット証券から購入可能です。
5. 実践的アドバイス:迷わず始める3ステップ
投資信託選びに迷わないために、次の3ステップで始めてみましょう。
ステップ①:「全世界 or 米国」のどちらかを決める
どちらも間違いではありません。
- 世界に広く分散したい → オルカン(全世界株式)
- 米国の成長力に賭けたい → S&P500系
まずは、1本に絞ってOKだと思います。
ステップ②:手数料と純資産をチェック
同じような中身なら、信託報酬が安くて規模の大きいものを選ぶ。
「eMAXIS Slim」シリーズはその代表格ですね。
ステップ③:積立金額を決めて自動化
毎月1万円でもOK。
NISAの枠を使えば、税金の優遇も受けられる。
投資信託は「積み上げていくこと」が最大の武器です。
まとめ:投資信託は「迷わないための仕組み」である
- 投資信託は初心者向けに最適な“分散された投資パッケージ”
- 選ぶ基準は「手数料・対象地域・純資産・再投資」
- 迷ったら「eMAXIS Slimシリーズ」か「SBI・Vシリーズ」でOK
- 投資信託選びは、人生の選択と同じく「軸」を持つことが大事
投資信託は、「迷わないための仕組み」。
銘柄の数は多くても、選ぶべき道はシンプルでいい。
- 低コスト
- 広く分散
- 継続できる仕組み
この3つを軸にすれば、資産形成は“戦える土台”になる。
情報に振り回されず
自分のルールで積み上げていこう。
次回予告
「個別株 vs ETF vs 投資信託、最初に選ぶべきはどれ?」
次回は、「個別株・ETF・投資信託」三者の本質的な違いに切り込みます。
選択肢は多くていい。
ただ、“選ぶ理由”だけはブレるな。
📚 投資初心者のための講義シリーズ
初心者でも一から学べる「投資講義」シリーズを順番に読みたい方はこちらからどうぞ👇
- 【第1回】NISAってなに?
- 【第2回】投資信託ってなに?
- 【第3回】インデックス投資ってなに?
- 【第4回】S&P500と全世界株式の違い
- 【第5回】ドルコスト平均法とは?
- 【第6回】NISAはいくら投資すべきか?
- 【第7回】銘柄選びの考え方 ← 今回の記事
- 【第8回】個別株・ETF・投資信託の違いとは?(次回予定)
📌 各回、約2,000字でじっくり学べる内容になっています。
ブックマークして繰り返し読むのがおすすめです!